第八話 これが歴史です
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
っちに向けた。誰も動けない中、アンスバッハがガラスケースに倒れ込んだ。派手な音と共にケースも横倒しになって中からブラウンシュバイク公の遺体が飛び出してきた。ハンド・キャノンもな。親っさんが居なかったら金髪は間違いなく死んでいただろう。
誰かが“真相が”って呟いた。皆が親っさんを見ている。親っさんの所為で真相が分からないと思っているんだろう。実際何処までが本当で何処からが嘘なのか俺にもさっぱり分からねえ。
「必要ありません、真実も事実も必要ない。これが歴史です」
親っさんだった。親っさんはそのまま周囲を見渡した。皆視線を合わせられずに俯いている。親っさんが金髪に向かって歩き出した……。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ