無印編
第十二話
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出した表情に対して、先ほどと同じ言葉にも関わらず、感情的には真逆の感情を込めた呟きを吐き出すことしかできなかった。
◇ ◇ ◇
神社での戦いからそろそろ一週間が経とうとしている。これまでに見つけたジュエルシードは全部で五つ。
何の因果か、神社での戦い以来に見つけたジュエルシードはすべて聖祥大付属小学校で見つかった。一つはプール、一つは校庭だ。これらのジュエルシードは幸いにして暴走前に見つけることができた。
ジュエルシードの基本的な探し方だが、ただ闇雲に探しているわけではない。ユーノくんやなのはちゃんクラスになるとジュエルシードの大体の気配が追えるようだ。ユーノくんにいたっては探索魔法というもので魔力を持った物体を探索できるらしい。ただし、その範囲は広範囲になればなるほど曖昧になるという。
そこで、僕たちはまず僕たちの行動範囲に近いところから探っていくことにした。暴走体が危険であることは分かっている。それが人に危害を加えることも。ならば、最初に僕たちの周りの親しい人達の安全から確保したかったのだ。そういうわけでまず学校から探索してもらったのだが、ここでいきなり2個のジュエルシードを発見してしまったというわけだ。
もっとも、幸運もそこまでで、後はまったく見つかっていないのだが。残りは16個。短時間で見つかればいいのだが、この調子で行くと一月以上かかるかもしれない。塾のことやら周囲へのことを考えるとそれはいささか憂鬱だったが、放っておくわけにもいかないところが、実に性質が悪い。
しかも、捜索はユーノくんの探索魔法に頼っているものだから、一日で探索できる範囲の狭いこと狭いこと。もしも、海鳴市のみにジュエルシードが散らばっていると考えても、終わりが見えない。
しかしながら、こんな状況にありながら僕ができることは少ない。せいぜい延々と見つかるかわからないジュエルシードを探し続けることと時空管理局なる組織が一日でも早く来てくれることを願うことだけだ。
そんなことを考えていたら、目の前の横開きの木でできたドアがガラガラとローラを転がすような音を立てて開いた。開いたドアから出てきたのは我がクラスの担任とは違ってぴしっとしたスーツ姿の女性。第二学級の担任である。この先生が出てきたということは、僕が待っている彼女ももうすぐ出てくるということだ。
「ショウくんっ! ごめん、待った?」
「いや、ついさっき終わったところだから大丈夫だよ」
僕が待っていた目的であるなのはちゃんが先生が出てきた後、すぐに飛び出すように出てきた。毎回思うのだが、そんなに急がなくても僕は逃げないのだが。一度、そういってみたが、彼女が急ぐことに変化はなかった。飛び出してくることは、そんなに問題でもないので、それ
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