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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic4 聖火…願いを炎に託して
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・スラッシュ』による衝撃波が放たれたが…その衝撃波はつたによりはばまれ、本体には命中しなかった。
その間にもグランオーキッドはつたを自在に操り壁を作り上げ、ディザードの行く手を阻んだ。
「やはりだめですか…こうなれば、切り札を使うしか方法はありません!」
DZナイトは意を決してブレイズリングを取り出し右手中指に装着しようとするが、何かいやな予感を感じたのかマギカドラゴンがエリカに発言した。
『エリカちゃん、そのリングを使うのは待って!』
「どうしてですか?今はそんな事を言っているひまは…。」
『エリカちゃん、そのリングの力はまだ安定していない…今使えばエリカちゃんが火だるまになってしまうよ!』
「えっ…では一体どうしたらいいのですか?」
『このリングは、後一つ別の要素が加わらないと制御した事にはならないんだ。それが何なのかはわからないけど…。』
「別の要素…。」
またしても戸惑うDZナイトに、グランオーキッドはここぞとばかりにプラントマンに総攻撃を指示した。
『チャンス到来だよ!さぁ子供達、ディザードにとどめを!』
「しまった!」
『くっ、このままでは…!』
殺気をおびたプラントマン達は手にした武器を振り回し、DZナイトに襲いかかってきた。
ディザードは体制がまだ整っておらず、やられるのを覚悟していたが。
(やめて、その人に危害を与えないで!)
グランオーキッドに取り込まれている蘭の意志が通じたのだろうか、プラントマンの動きがいきなり止まってしまった。
これにはグランオーキッドもおどろき、再攻撃を指示したものの…全く動こうとしない。
『こらっ、お前達!私の言う事が聞けないのか!!?早くディザードを攻撃せんか!!』
(うん、ありがとう。みんな、いい子だから下がって、お願い。)
そしてプラントマンは軽くうなずくと、一体…また一体と後退していった。
まるで一仕事終えて現場を後にする作業員のように。
「え、これは一体…。」
『何だかよくわからないけど、攻め込むなら今だよ!』
「はい!」
ディザードはプラントマンが全て下がったのを確認すると、ディザーソードガンを構えて走りだした。
「刑事さん、これは一体…。」
「さぁ…俺にもさっぱり。」
遠くで見ていた圭太と片桐も、この光景を見てあ然としていた。彼も何度かエリカと共に戦ってきたが、こんな事は今までなかったからだ。
だが、圭太は確信していた。あのホムンクルスは蘭の心を支配しきれていない、と。
ならば、僕にできるのはただ一つ。
「刑事さん、僕はあのホムンクルスに呼びかけてみます。」
「えっ?
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