暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic4 聖火…願いを炎に託して
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
うにまとわりつき、今や遅しと武器を手に待ちかまえている。

『…それにしても、遅いねぇ。』

すると、校門からマシンアバタールに乗ったエリカが、その後にパトカーが続き、グランオーキッドの前に止まった。
パトカーからは片桐と蘭の夫である圭太が降り、グランオーキッドと対面する。

『遅かったじゃないかい。どこで油を売ってたんだ?』
「エリカちゃん、あそこに圭太君の奥さんがいるのか?」
「はい、あのホムンクルスにつかまっています。」
「蘭…。」

そう、エリカはグランオーキッドからの挑戦を受けた後片桐に連絡し、「午後1時前に圭太さんを連れてきてください」とことづけたのである。
片桐から事情を聞いた圭太も、蘭のためなら協力しますと願い出て片桐と同行したのは言うまでもない。

『やれやれ、男まで一緒なのかい?…ま、別に構わないけどねぇ。』
「今日こそ、蘭さんを返してもらいます。覚悟はよろしいですか?」
「魔法使いさん、お願いします。妻を…蘭を取り返してください!」
「圭太君、心配しなくても大丈夫だ。ここはエリカちゃんに任せよう。」
「……はい。」

グランオーキッドににらみを利かせマシン・アバタールから降りたエリカは、あらかじめ用意したディザードライバーに左手をふれながらグランオーキッドに向かって走りだした。
ただし、いつものディザードスタイルではなく無難なナイトスタイルではあるが。

「まずは先手を取ります!変身!」
『ナイト!プリーズ!!…セイバーセイバー、セイヤーセイヤーセイヤー!!』

最初のディザーソードガンによる一振りでグランオーキッドから伸びるつたをなぎ払い、更に自慢の加速力を生かし懐に飛び込み、更に花弁部へともう一振り決める。

『グッ、なかなかやるねぇ。…しかし、それもここまでだよ!』

するとグランオーキッドは仮面部から破壊光線を放ちDZナイトを引き離し、彼女も体を反らして回避した。

「…目から光線を!?」
『かなり負の力を取り込んでいる様だね。あの光線の威力は相当強いから気をつけて!』
「…はい!」

DZナイトはディザーソードガンを振りかざし何とか接近戦に持ち込もうとして攻め立てるが、やはり負の力を大量に取り込んでいるだけはあり一筋縄ではダメージは通らない。

「かなり力をつけてきた様ですね…ならば!」

ディザードはリングホルダーから透明なリングを取り出し、右手中指に装着後ディザーソードガンの手形を展開させ、それにふれた。

『カモン・タッチング・スラッシュ・ゴー!…クリスタル・スラッシュ・ストライク!!』

刀身にきらめく光がまとわれ、『クリスタル
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ