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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic4 聖火…願いを炎に託して
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゙の体に巻かれているつたを見て、ふと思った。
ひょっとしたら、彼女はディザードによってつけられた傷の借りを返すために、全力で戦うだろう…と。
「確かに、現在あなたがたくわえている負の力は、本来の容量を軽く超えています。…しかし、過信は禁物ですよ。」
『わかっているよ。子供達のためにも私は全力で挑む、そして勝つ!』
ベルフェゴールは、これ以上言っても彼女のためにならないと知ったのか、コクリと軽くうなずくだけにとどめ、月の輝きは彼女の意志の固さに呼応してか…よりいっそう赤く妖しく輝いていた。
その頃、エリカも自分の部屋で魔法陣を展開させ、その中央で目をつぶり意識を集中させていた。
瞑想(メディテーション)。
大気中にある魔力を魔法陣を用いて収集し、自らの体内に取り込む儀式である。
エリカとて魔法が無限に使える訳ではない。時には瞑想して充電しておかなければ、いざという時に使えない…といった事態になりかねないのだ。
それから数分して、エリカは目を開き深く息をつく。
『魔力、充填完了。』
「ふぅ…魔力を回収したとは言え、今回は時間がかかりましたね。」
『うん、特にこれから先ホムンクルスも力をつけてくるに違いないから、油断しちゃだめだよ。』
「はい。」
エリカは軽くうなずき、パジャマに着替えベッドに入り眠りについた。
翌日、エリカは学校へ行く支度を終え、リビングに降り立った。
今日はサラが朝食を作る番だったため、その手伝いに向かおうとしていたのだ。
しかし、キッチンに立って朝食を作っていたサラは…まだパジャマのままだった。
「先輩、早く学校に行く支度を!」
「…あれ?エリカちゃん、今日は休みだよ。」
「…はい?」
『そう言えばエリカちゃん、先週一部のクラスがインフルエンザで学級閉鎖したから、しばらく休校するって言ってなかった?』
「え?…あ、そうでした、忘れてました!」
サラの返答に頭が混乱しかけたエリカに、マギカ・ドラゴンが代わって答え、エリカもようやく納得した。
と、その時。
キイィィィィ…ン。
彼女の耳にホムンクルス出現の音が響き、同時に何者かの声が伝わってきた。
おそらく思念波によるメッセージであろうか。
『竜の魔法使いよ、昨日は世話になったねぇ。今日はその借りを返させてもらうよ!…今日の午後1時に学校の校庭で待っているぞ。』
ついにこの時がきた。
そう感じたエリカは、改めてポケットにしまっていたブレイズリングを取り出し、強く握りしめた。
次こそ決着をつける、と。
午後1時になり、グランオーキッドは城北学園の校庭で仁王立ちしていた。
周りにはプラントマンが彼女を守るかのよ
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