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転生者達による神世界開拓記
東方
国譲り編
第十話
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 「何で疑問系なんですか。聞いてるのこっちですよ」

 「感覚の話だから全員に一致するとは限らない。体を泉に例えて水が溢れ出す姿とか人それぞれなんだよ」



 HUNTER×HUNTERの念習得時は自分の念を起爆剤として体の内部に入れてたけど……魔力と霊力は全然違う。神の子孫なら隠された才能はある筈だ、きっと。



 「まっ、一日二日で習得できるものじゃ「これですか?」あ……」



 出来てやがる……!やはり東風谷家は常識に囚われていないのか!?



 「次はそれを体に馴染ませるようにしてみてくれ」

 「馴染ませる……」



 その後も基礎を淡々とこなす香苗。外を見るともう月が60度ぐらいの位置まで昇っていた。



 「ふあ……」

 「眠いのか?」

 「はい、少し……」

 「もう基礎は終わった。後は試行錯誤、切磋琢磨の意気で励むがいい。そして子に語り継ぐのだ」

 「分かり、ました……(ポテッ)」



 睡魔に負けてしまった香苗。仕方ない、寝室まで運んでやるか。



 「よいしょっと」

 「……YOUやっちゃいなよ」

 「…………」



 香苗を抱っこして歩きだそうしたその時、不穏な声が聞こえた。後ろを向くと諏訪子が起きていた。顔が果てしなくウザかった。



 「YOUやっちゃいなよ」

 「永遠の眠りにつけ!」

 「ふぎゃっ!?」

 「悪霊退散!」

 「…………(ピクピク)」



 どーまんせーまんどーまんせーまん。



 「ついでに額に中と……定番ネタだな」



 ラーメンマンさんサイコー。



 「さて、香苗を運ぶとするか」



 香苗を寝室に送った後、体を清めて寝た。もう少し、改、良…し……ない、と……。

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