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遊戯王EXA - elysion cross anothers -
TRICLE STARGAZER
TRSG-JP009《未来に繋ぐ布石》
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せんよ!?」
さすがに否定された。さあ、これでラスト―――!
「反吐が出る。下衆め。屑め。塵め。最低すぎる。虫酸が走る。反吐が出る。虫けらめ。いや虫けら以下だ。微生物のほうがまだ有益だ。微生物にすら劣る―――!」
「……沙耶様」
「ん?」
「もしかして、これがやりたかっただけですか?」
「Exactry! 当然じゃない!」
………ああ、スッキリした! 一度やってみたかったかったのよね、 「まず管理局という名前がよくない」っていうあれ!
クレナと黒乃が唖然としてるけど。ゆみなと蓮が必死に笑いをこらえてるけど!
「言いたいことは言ったし、質問を続けるわ。クレナ……いや、もうアイシアと呼んだ方がいいのかしら」
「いえ、クレナでお願いします」
「そう? じゃあ、2つ目の質問。私達を呼んだ、
本
(
・
)
来
(
・
)
の
(
・
)
理由は何?」
この世界を救うため……そんな大義名分、登場人物である彼女が持っているはずがない。だとしたら、何故。
クレナは、今度はすんなりと答えてくれた。
「生前の私の体に憑依してしまった紗姫様の魂を蘇らせるためです。今は私の力で無理なく生きていますが……」
「死体に憑依してしまった以上、いつ死んでしまってもおかしくない……ってことね」
私の言葉に頷き、クレナは説明を続ける。
「はい。そして、あの監視下で元の世界に魂を戻すというのは……」
「不可能だろうな。"転生者狩り"の奴らが絶対に阻止するだろ」
「その通りです、望月様」
なるほどね。それで監視下から逃げるために私達を召喚し、転生者狩りから自分達を拐わせるつもりだったと。
「まあ、それを私達が気づいてないわけなかったんですけどね」
「はい……私達は、常に"転生者狩り"の実力トップである水咲凍夜と同じ空間に置かれてしまいました」
夜神の指摘にクレナが項垂れる。
「逃げるチャンスは水咲凍夜が"転生者狩り"をするそのときだけ。しかし、そこまで見据えて、夜神桜まで同じ空間に置かれてしまい……」
「それであの時三人でいたわけか……」
「唯一の救いは水咲凍夜を含めた"転生者狩り"が揃って自意識過剰だった点ですね。そのおかげで、風見様を相手に返り討ちにあってもらえましたし………って、風見様?」
いつの間に来ていたのか、蓮が話に割り込んできていた。当時のお姉ちゃんを台所に一人にしてきて大丈夫なのか。
「晩御飯は大丈夫、後は煮込むだけだから。それよりこっちの話が気になってね」
そう言って、蓮は空いていた椅子に着席した。
「そういえばあの時、水咲が変なこと言ってたんだよ」
「変なこと……ですか?」
「うん。どうして"かかし"も"ヴェーラー"も手札に来ないんだって
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