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遊戯王EXA - elysion cross anothers -
TRICLE STARGAZER
TRSG-JP009《未来に繋ぐ布石》
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ている光景だった。
「え……何ですか、これは……?」
「えっとね……沙耶ちゃんが、黒乃くんに5800のダイレクトアタックを受けて負けちゃったことに怒ってるの」
恐る恐る聞いたゆみなに、紗姫姉がそう説明した。……いや違うでしょう。
「お姉ちゃん違う! 私が怒ってるのは理不尽なオリカに対してよ!」
「だからオリカじゃねえっての!」
ほらね。
「沙耶姉。認めたくないのはわかるけど、それがこの世界の現実だから」
「……わかったわよ」
俺の説得であっさり引き下がった沙耶姉。あまりの早さに周りがみんな驚いているけど、俺と沙耶姉はいつもこんな感じ。
「で、クレナ。いつまで寝たふりをしているのかしら?」
と、沙耶姉がクレナの方を向いて言った。
「………」
……しかし、彼女は目を覚まさない。
「……蓮」
「ん、了解」
寝たふりを続けて………いや、本当に寝てるクレナを持って沙耶姉のところに持っていく。
「れ、れーくん? 沙耶ちゃん? いったい何を………」
「何って……ねえ?」
「ほんの軽い
拷問
(
しつもん
)
よ、クレナには聞かないといけないことがたくさんあるの」
クレナに対して罪悪感を感じつつ、沙耶姉の前に背中を上にして寝かせる。すると、沙耶姉は自分の膝をクレナの背中に乗せ、両手首を掴み……。
「……あ、風見様。おはようございます」
「うん、おはよう。そして……ごめんなさい」
……自分の身に起ころうとしている悲劇に気づいたのか、ようやくクレナが目を覚ました。しかし時既に時間切れ。
「え、あ、天河様!? やめて下さい腕が折れ―――!」
沙耶姉が立ち上がり、同時にクレナの両腕を持ち上げる―――!
「GAY♂BARRRRRRR!!」
「いやあああああああああ!!」
……さすが沙耶姉。誰もやろうとしないビリー兄貴の技を平然とやってのける。
「あ、蓮。そっちの夜神にもやっといて」
「ん、了解」
「れーくんやめて! 沙耶ちゃんも、そんなことれーくんにやらせないで!」
「おい起きろ! 起きてくれ夜神! もう一回殺されるぞ!」
― ― ― ― ― ― ― ―
「天河様、まだ体が痛いです………」
「起きないあんたが悪い」
アイシアの持っていた鍵を使い、ようやく家に入ることができた私達。
「……黒乃、あいつに何があったんですか」
「……やめとけ。見てるだけで痛さが伝わってきたレベルだ」
結局、夜神は黒乃のせいで起きてしまった。実に残念だ。
「……もう7時か」
「本当ですね。いつの間にこんな時間に……」
黒乃の呟きに、ゆみなが反応し………まさか!?
「じゃあ、
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