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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第77話 新たな家族の為に
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か!?」

星逹大人マテリアルが優理に食いついて文句を言っている。
他のみんなは、文句を言うのを今かと待っている。

「レイ………助け………」

「駄目だ。勝手に消えようとした罰だ。最後までしっかり聞くように」

俺の後ろに隠れてる優理を前に押し出し、俺はスカさんの所へ向かった………









「零治君、一体何をしたんだね?」
「最後の裏技。スカさん俺怒ってるぜ」
「ああ、分かってる。怒られる覚悟もしてるよ。それでも彼女には楽に逝かせたかった。何も出来なかった私のせめてもの償いだったんだ………」

その気持ちも分からないでも無い。
だけど、それでも教えて欲しかった………

「殴るなり好きにするといい。私は何もしないよ」

そう言って目を瞑るスカさん。
………そっちがその気なら。

俺は手をスカさんの顔に置き、中指を思いっきり引っ張って放した。

「いた!?」

額を抑え、うずくまるスカさん。

「デコピン、それも痛いやつ。これでチャラな」
「零治君!?………全く、君って人は………」

そう言って苦笑いするスカさん。
その顔はさっきの思いつめた顔とは違い、スッキリしていた。

「レイ………」

フラフラと俺に抱きついて来る優理。
どうやら開放されたようだ。

「おい、まだ終わってないぞ」

「まだ何かあるの………?」

「みんなに言うことがあるだろ?」

「言うこと………?あっ!!」

思い出したのか、俺から離れ、みんなの方を向く優理。

「皆さん、私の名前は有栖優理になりました!迷惑をかけてしまいましたが、これからも仲良くしてください!!」

そう言って頭を下げた。










「これでパーティもお開きだな………」

優理の自己紹介も終わり、その後も思いっきり盛り上がったパーティも終りを向かえ、家に帰る事になった。
スカさんは泊まっていけと言ってくれたが、文化祭も直ぐでこれ以上休んだらアリサに殺されると言うことで、遠慮することにした。

後、優理にリンカーコアがあるのかを後日調べてもらう事にした。
これ以上遅くなったら明日に影響がそうだしな………


その帰り道………

「文化祭?文化祭って何ですか?」

このアミタの一言で俺の心配事が更に増える事となった………






「文化祭は学校のお祭りみたいな奴っス」

「「「「お祭り!?」」」」

チビッ子マテリアル逹の反応が半端ない。
目がキラキラしてる………

「へえ〜面白そうね………」

どうやらキリエも興味津々の様で………

「ドクター逹も来るんだよ」

セインが補足するようにキリエ
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