第76話 ユーリ救出戦
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お願い、フェアリー!!それにみんな私の後ろに!!」
小型のスフィアを複数飛ばし、みなにそう叫んで加奈の後ろに移動させるように言う。
「フェアリー、サークルシールド!」
スフィアは三角に展開し、シールドを貼った。
そしてそれを五重に重ねる。
「それじゃあ行きます」
スターライトブレイカーが加奈に向かって進んでいく。
1発目がフェアリーが作ったシールドに直撃する。
「流石に1つだけでは無理ですか………なら次を」
そう言って2発目を発射する。
2発目が直撃すると、五重のサークルシールドが破られた。
「嘘っ!?オーガシールド!!」
即座に分厚いシールドを目の前に展開する加奈。
「なかなか………なら次を」
そう言って、3発目のスターライトブレイカーが発射された。
「くうぅ………」
分厚いオーガシールドを押していく砲撃魔法。
シールドも耐えられなくなってくる。
「もう無理みたいですね。ならばこれで最後です」
そう言って4発目も放たれた。
「よし!フォースフィールド!」
オーガシールドが破られた瞬間、フォースフィールドを張って、何とか防ぐ事が出来た。
「凄い凄い!!」
そんな加奈を見て、大人ユーリが拍手をする。
「完全に舐められてますね………」
「だけど凄い………」
「僕達防戦一方だね………」
「どうする?」
そんな会話を聞いていたのか、大人ユーリが声をかけた。
「う〜んやっぱり相手になりそうにないなぁ………あ、だったら良いこと教えてあげるよ」
そう言って自分の胸の付け根を指差す。
「ここが私の弱点。ここにあるエグザミアを直接破壊すれば私を殺せるよ。ただし私の防壁を破壊できればだけど………」
そう言ってニヤニヤ笑うユーリ。
「………あなた、口調がおかしくなってますよ」
「済まない、宵の書のデータの影響で喋り方もおかしくなってしまったみたいだ」
今はシグナム口調で話す大人ユーリ。
「ユーリ………」
「そんな顔しないで下さいよライちゃん。私は別に苦しくないですよ。今はとても清々しい気分なんです」
今度はシャマル口調だ。
「………駄目です。早く助けないとあの宵の書に完全に人格を消されてしまいます」
大人ユーリの様子を見ていたユーリが皆に言う。
「本当なのそれ?」
「はい、あの人格は既に完成した宵の書によってもたらされているものだと思います。なのであの宵の書を潰せば………」
「………流石もう一人のアタシだな。だけどバレたら手加減はしねえぞ」
ヴィータ口調で話す大人ユーリ。
「いえ、救います。私も救われたんです、あなただってきっと救えます!!」
「そういうこ
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