第76話 ユーリ救出戦
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ん、ウーノさん、クアットロが前に立ち、即座に対応出来るようにしている。
そして戦闘に参加しない、飛べないナンバーズはそれの補助を。ダメっ子シスターズは文句をぶうたれながら座って観戦。キャロは俺の隣で服を掴んで見ている。
ダメっ子に関しては緊張感のかけらもない。
「こんなんでいいのかな………?」
「まあ気を張ってるだけでも駄目なものですよ」
ウーノさんに言われ、渋々納得した。
「じゃあ、みんな行くよ………」
キリエがみんなに言う。
戦闘組がいるのはスカさん逹から少し離れた空中。スカさん逹が目視出来る場所だが、地上に被害がいかないようになるべく高い場所にいる。
前の世界でキリエがユーリを起動させた時のように、赤い球体が出現した。
「これがこの子なのですか………?」
「はい、まだ目覚める前の私です」
「夜美さん、それじゃあお願いします」
「ああ。システムUーD起動!」
アミタに言われ、夜美はシステムを起動する。
その瞬間赤い球体は割れ、中からユーリに似た、大人の女性が現れた。
「おい、ディア!!」
「何故だ!?我等の時はユーリの様にちんちくりんだったぞ!?」
「………ディア?遠まわしに馬鹿にしてますよね?」
「王様もユーリに負けない位ちんちくりんだけどね」
「………レヴィ、貴様もそうだろうが!」
「へん!僕は大きくなるとライみたいにボン・キュ・ボンになるって分かってるから違うもん!」
レヴィがそう言うとディアが夜美を見て悔しそうな顔を、ユーリが目の前にいる自分のを見てがっかりした。
ちなみに出てきた大人ユーリは服は同じだが、スレンダーな体型とだけ言っておこう。
シュテルは星を見て満足なのか何も言わない。
「お前らってプログラムじゃ無かったか?」
そんな様子を見ている、赤い装甲を纏った桐谷が小さく呟いた。
『それより久しぶりに私の出番だよマスター!!』
「レミエル、お前口調が変わったな………」
『敬語疲れる………』
「お前な………」
そんなレミエルに溜息をつく桐谷。
『ご主人様、私を使ったら?私の方が役に立つよ!』
「悪いなセレン。先ずはアルトの突貫力で突破口を開く。かなりシールドが硬いらしいからな」
『そうだ!だからでしゃばるな若造!!』
『何を!!』
「頼むから喧嘩は止めてくれ………」
赤い装甲を纏った男は1人、自分のデバイスと奮闘していたのだった………
「お前は………ユーリなのか………?」
「王………いや、今は夜美でしたっけ?こちらこそ聞きます。何故私を起動したのですか?」
「あな
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