第76話 ユーリ救出戦
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………」
「そこでみんなには核を取り出す為にあの怪物にフルパワーの魔法をぶつけて欲しい。そして削っていき、出てきた核にこのプログラムを打ち込む。打ち込むのは………桐谷君、君に頼むとしよう」
「俺ですか………?」
「桐谷君はロングレンジで高威力な技を持っていないからね。それにあの赤い姿なら一番威力のある一撃を核に打ち込めると思うんだ。」
「なるほど………分かりました」
桐谷が頷き、作戦が決まった。
「皆分かったかい?」
「うん!要するに、遠くから自分の一番強い魔法をぶっぱなせばいいんでしょ!!」
「レヴィ………まあいいでしょう」
「シュテル、諦めるなよ………」
「レイ、説明してあげるだけの無駄な時間を使うのならすぐにでもあの怪物を消し去った方がいいです」
シュテルの毒舌に苦笑いしかできない零治。
「それと、トーレは待機だ」
「ドクター!?私だって!!」
「無理だよ。長期に渡るISの使いすぎとダメージが大きすぎる。いくら回復魔法でも、体の機械の部分は魔法では治せないんだ」
「………分かりました、ドクター」
悔しそうにスカリエティに従うトーレ。
「その代わり、ディエチが地上から狙撃する」
「分かりました………後は頼むぞディエチ」
「うん、トーレ姉の分まで狙い撃つよ………」
攻撃を止めたディエチがトーレに声をかけ、ウーノに支えられたトーレは後ろへと下がっていった。
「ありがとうございましたトーレさん」
零治はそんな後ろ姿にお礼を言い、みんなの方を向いた。
「みんな、後一歩だ、よろしく頼むぞ!!」
そう言った零治にそれぞれが返事をし、上空に浮かぶ、巨大な霧へ向かっていった。
「レイ、ユーリを頼む」
ただ夜美はユーリを零治に渡し、みんなの所へ向かう。
「やあ、やっと会えたな………」
「はい、私もずっと会いたかったです………」
そう言って俺の服をギュッと握ってくるユーリ。
「温かいです………この温かさに夜美逹は守られてきたんですね………」
そう言うユーリだったが、その体は震えていた。
恐らく今戦いに向かったみんなの事を心配しているのだろう。
「大丈夫だ。あいつらならやってくれる。信じて待ってよう………」
「………はい」
2人は一緒に空を見上げた………
「エイエンノヤミヲ………スベテヲハカイスルシンエンヲ………」
「先ずは私が………ISべヴィバレル」
ディエチの放った砲撃が化け物を貫く。
「ディエチが早速撃ってくれたみたいね。次は私が!!攻撃魔法は得意じゃ無いけど………聖なる光よ敵を貫け、ホーリーランス!」
敵の上空に
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