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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
特別編〜女たちの聖戦
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て手を突っ込んでしまったのです。ちなみにチョコはハート型。
余談ですがなのはのチョコはハート型に『I LOVE SHIROU』と書かれているものです。
はやてに見せようものなら壁殴り代行六時間コースもののスイーツ(笑)っぷりですね。
「とりあえず、明日に備えて早く寝ようね」
「はーい………」
…………翌日…………
「ね、士郎君今日何の日か知ってる?」
「今日?男性職員がやけにそわそわしているのと何か関係あるのか?」
流石ミスター朴念仁。いや、勝ち組か。こういう日にそわそわするのは基本が負け組。
「も〜。今日はバレンタインデーでしょ?はい、これは私から」
「ああ、ありがとう。今開けてもいいか?」
「!!!そそそ、それだけはダメ!部屋に帰ってからにして!」
人が多くいるロビーで渡しているのに開けられるのはダメとは面白い人ですね。
まあ、既に“リア充爆発しろ”と言いたげな目で見られている二人だが、当の本人たちは気づいていない。
「それなら一旦戻るが……そんなに恥ずかしいなら部屋で渡してくれれば良かったのだぞ?」
「………その発想はなかったの」
そんな頭の固さでいいのか?管理局のエース・オブ・エース。
……………士郎、なのは、ヴィヴィオの部屋…………
部屋に戻った士郎を出迎えたのはソファに腰掛けうつむくヴィヴィオ。
「ヴィヴィオ?どうしたんだ?」
顔をあげたヴィヴィオの手には綺麗にラッピングされた箱。
「パパ……これ、失敗しちゃったんだけど……もらってくれる?」
どうやら受け取ってもらえないのではないか、と心配していたようです。
「ヴィヴィオの手作りなのだろう?ありがたくいただくよ」
「ほんと?」
「ああ」
途端に笑顔になるヴィヴィオ。
「では……こ、これは……」
箱を開ければパパ大好き、の文字。ま、驚きますよね。形が歪な事よりもそちらに目が行ってしまうところは親バカなのでしょうかね?
「……へん?」
「いや。そんなことはない。嬉しいよ。ありがとう、ヴィヴィオ」
「……うん!」
ヴィヴィオ作のチョコはおいしくいただかれました。
「さて、次はなのはの、だが…………」
絶句する士郎。まあ、ね。ハート型に『I LOVE SHIROU』は外では見せられませんよね。
「……確かにこれは外で開けなくてよかったな」
「どうして?」
「あ、いや、なんでもないんだ。なんでも……」
珍しく狼狽える父親の姿に
「そうなのか〜」
で済ませる娘であった……
……………………………………………
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