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スーパーロボット大戦OGAnother
第一部「数奇なる騎士」
第04話「拳と杭」
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役立ててほしい。アダム中尉にも許可は取ってある。」
イングラムが言った。
「そういうことでしたら、喜んでお引き受けしましょう。」
ライトが言った。
喜んで、と言っておきながら、いつもの様に無機質に。












***

















三日後

「…で、ライトさんよ、みせたい者があるっつって、ついてきてみてなんだこりゃあ?」
タカヤが不満そうに言う。
「すまんな、だが、映像からダイレクトにデータ還元するには、一人では無理だからな…」
ライトは、無表情のまま、しかし申し訳なさそうに言った。
「それで、何の準備もなしに集めたわけじゃないわよね?」
ミナミが言う。
「無論だ。基地屋上にカメラとコンピュータの類はセットしてある。後は、開始時間の1030まで微調整をするだけでいい。」
ライトが真顔で言った。
「相変わらず用意いいね…。もしかして一人で?」
ナナが微笑みながら言った。
「いや、イルム中尉とリュウセイ曹長が運び出し、コンピュータの調整を、ラトゥーニという人が手伝ってくれた。」
ライトが説明を入れた。
「わりぃ、誰も知らないんだが…」
タカヤが苦笑いしながら言う。
「全員ハガネの乗組員だからな。」
ライトが、今度は目を瞑っていった。
「それもそうね。…1010、そろそろいきましょ。」
ミナミが言った









数分後、屋上に着くとアダムが待っていた。
「アダム中尉」
ライトがアダムを見つけて言った。
「よし、皆来たな。」
アダムが言う。
「どうして中尉まで?」
タカヤが尋ねる。
「興味本位だ。それ以上はないよ。」
アダムはカメラの向けられた方向を見る。
そこには、既にパイロットの搭乗が済んだR-1、R-2、弐式の姿があった。
「…時間か。模擬戦そのものの記録は本部車でもやっているから、目ぼしい動きやパターンを記録していってくれ。」
ライトが言うと、輸送機からヒュッケバインMk-U、ヴァイスリッター、そしてアルトアイゼンが姿を現した。
それぞれ、弐式、R-2、R-1に狙いを定めたようだ。
そこへ、イングラムから無線が入る。
「ライトフォードです。」
ライトが応対する。
「首尾はどうか。」
イングラムが問う。
「滞りなく。」
ライトが戦況を見守りながら言う。
その先では…





「わお、やるじゃない。」
ヴァイスリッターのパイロット、エクセレン・ブロウニングが言う。
「押されているのか…」
ライが呟く。
「んっふふ〜、そぉれっ!」
「させん!」
R-2のマグナビームライフルと、ヴァイスリッターのオクスタンランチャーが互いに火を噴く。
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