第32話 ウルトラセブン救出作戦
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「やいやい、新参者の癖して良いとこ取るなんざえぐい真似するんやないわぁ!」
「デビルサターンの言う通りだよ! あたいらを置いて出てくるなんざぁ礼儀を知らないとはこの事だぁねぇ!」
更に同じくギャンドラーのデビルサターンとディオンドラ、更には妖兵コマンダー達の姿があった。
「うわっ、何かぞろぞろと変な奴等が出てきた!」
「阿呆! 何が変な奴等や! 以前ワイ等と戦った…ん?よぅ見ると其処におんのは以前戦った白い子とはちゃうみたいやなぁ?」
「白い子? もしかして、なのはと戦った事があるの?」
フェイトが尋ねる。その問いを受けたデビルサターンは笑みを浮かべる。
「お〜お〜、あの嬢ちゃんそう言う名前なんやなぁ。如何にも貧弱そうで弱そうな名前やわぁ」
「はん、どうでも良いね。それより其処のガキ! お前が持ってるジュエルシードをこっちに渡しな。でないと命の保障はないよ」
「嫌です。貴方達には絶対に渡しません!」
頑としてそれを拒むフェイト。当然の回答であった。こんな奴等にジュエルシードを渡す訳にはいかない。そうなればそれこそとんでもない事態を生む事となる。
「はん、どうやら状況がまだ分かってないみたいだねぇ。これだけの数を相手にそんな大口かませるたぁ余程の命知らずと見えるねぇ」
「それとも来たのはわいらだけと思っとるんとちゃうかぁ? こちとら更に強力な援軍もおるんやでぇ!」
デビルサターンがそう言う。すると背後から赤い何かが姿を現した。全身が赤い体をしており双方に嘴を付けた怪獣であった。
「か、怪獣!」
「その通りや。あれこそゴース星人から拝借させてもろた双頭怪獣パンドンやでぇ! さてさてどうするんやぁ? 今の光の巨人に戦える力はあるんやろうかなぁ?」
笑いながらデビルサターンは言う。確かに復活したてのセブンではあの怪獣と戦うのは無理がありそうだ。それにこれだけの数のギャンドラーを相手にしなければならない。形勢はかなり悪かった。
「フェイト、此処は僕達に任せて君はセブンの援護に行ってくれ!」
「え? でも…」
「私達の心配なら要らないって。こんな奴等に負けないよ」
クロノとアルフが言う。だが、その発言が明らかに強がりだとは見て取れた。三人でも厳しいのに二人でどうにか出来る筈がない。だが、それはセブンも同じだった。今目の前では新たに現れたパンドンを相手にセブンが苦戦している。あの怪獣は相等強い。このままではセブンが倒されてしまう。今光の巨人を失う訳にはいかないのだ。
となればとるべき行動は決まった。
「すぐに戻るから…無事で居てね」
「分かったよ」
一言残し、フェイトはセブンの援護に向った。残ったクロノとアルフの二人はギャンドラーと向き合う。
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