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スーパーヒーロー戦記
第32話 ウルトラセブン救出作戦
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がホーク1号を操縦する。突然の乱入者に場は騒然となった。ガッツ星人達もこの襲撃は予想していなかった。その為、ホーク1号ばかりに気を取られていた為にセブンに近づく人間達には全く気づかないでいた。

「よし、今の内に射程圏内まで近づこう」
「うん!」

 フェイト、アルフ、クロノの三人がゆっくりとセブンに近づいていく。飛んで行けば早いのだがそうすればガッツ星人達にも気づかれてしまう。そうなればおしまいだ。

(こう言うのって、寧ろなのはの方が得意かも。私格闘戦が主だったからあんまり射撃は練習してなかったし…)

 この時、フェイトは自分の得意分野を嘆いた。正直精密射撃や砲撃戦は寧ろなのはの得意分野だ。そして自分の得意なのは一撃離脱の突撃戦法、即ち格闘戦だった。一応射撃が出来ない訳ではないが錬度が低い。
 その上今度の的はセブンのビームランプと言う極めて小さな物になる。外せば全てが終わりを迎える。一発勝負だ。

「射程圏内ギリギリまで僕達が君を守り通す。撃てる距離に入ったらランプ目掛けてトリガーを引け!」
「私達の事は心配しなくて良いからねフェイト。フェイトは自分の事だけに集中して!」
「有難う、アルフ、クロノ…」

 二人に礼を言い、フェイトは走る。丁度上空では地上を走るフェイト達を見つけたのか円盤からの集中攻撃が降り注ぐ。しかしそれをクロノとアルフの二人が必死に防ぐ。射程圏内まで後5m。

【セブンを復活などさせるか!】

 だが、そんなフェイトの前に突如ガッツ星人が姿を現す。もう目前に迫ってきたのに。今此処で無駄にエネルギーを使う訳にはいかない。

「其処を退けぇ!」
「フェイトの邪魔すんなぁ!」

 そのガッツ星人を退かす為にクロノとアルフの二人がぶつかる。

【おのれ、地球人が!】
「フェイト、行けぇ! セブンを救いに」
「此処は私達に任せて…早く!」
「うん!」

 全てを賭けてフェイトが上空へと舞い上がる。撃ち落される危険性も孕んでいたが今はそんな事言っていられない。全てはウルトラセブンを救う為に。

「バルディッシュ! マグネリウムエネルギー照射」
【準備完了。何時でも行けます】

 デバイスから音声が発せられる。準備は出来た。後は命中させるだけだ。デバイスの切っ先をウルトラセブンのビームランプに向けて構える。切っ先にマグネリウムエネルギーが収束していく。

「ダンさん……今、助けます。ファイアァ!」

 バルディッシュの先端からスパークしたエネルギーが放たれる。その閃光は曲がる事なく真っ直ぐにセブンのビームランプへと注ぎ込まれていく。エネルギーが全身に行き渡っていく。セブンの両目とランプに光が灯り全身に力がわきあがってくるのが見て取れる。

「隊長! セブンが…
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