第73話 最終決戦
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「うう……ぐ……あああ……!!」
シュテルの作戦は成功だった。
2人の攻撃は直撃し、苦しんでいる。
零治を突き刺し、上げたまま……
「ああ……ああああー!!」
UーDは苦しんだ後、零治を離し、何処かへ行ってしまった。
そして支えるものが無くなった零治は真っ直ぐ落ちていく。
「!?」
我に返ったディアーチェが慌てて零治の下に足場を展開。
落ちることが無くなった零治だが、体から血が流れていた。
「何をしてるのだ馬鹿者!!」
直ぐにディアーチェが魔法で止血に取りかかる。だが破壊しか知らないディアーチェ達は回復魔法を知らなかった。
「くそっ!?どうすれば………」
「ディア。………シュテルと……レヴィは……?」
「あの2人は無事だ!レイが守ってくれたお陰でな。だから喋るな!!」
傷を抑え、血を止めようとするも止まらない。
ディアーチェにはどうすればいいのか分からなかった。
そんな時、
「レイー!!!」
「王!医者を!!」
そこに駆けつけたのは、シュテル、レヴィ、近くまで来ていたアースラ組のシャマルだ。
アースラ組が来ているのに気がついたシュテルは直接彼女等の所へ行き、シャマルを連れてきたのだ。
「ちょっと見せて!……うっ!?これは酷い……」
「レイ!!しっかり、しっかりして!!」
「頼む!レイを……レイを助けてくれ!!」
「分かってるわ!絶対に助けて見せる!!」
シャマルは両手を添え、治療のために集中する。
それを見て、ディアーチェは立ち上がった。
「………レイ、お前が居なくとも我等だけでも奴を救って見せる。だからお前はそこでゆっくり休んでいろ」
最後にそう言い残し、ディアーチェ逹ははやて逹の所へ向かった。
「王様、お兄さんは!?」
慌ててこっちに来たはやて達がディアーチェに零治の容態を聞いた。
「今、医者が見てくれているわ。それよりどうしてここにいる?」
「………UーDを倒しに来たんや」
「ならん!そんなこと絶対させん!!我はあやつを救うと決めたのだ!そのために動いたレイを裏切るわけにはいかん!!」
「レイ?」
「恐らくキリエさんが言ってた零治さんだよ」
フェイトになのはが教える。
「我等は必ずあやつを救う!!邪魔をするなら容赦はせぬぞ!!」
「王様……」
「ねぇ、なら一緒に行こう」
そんな王様になのはが声を声をかけた。
「なのはの言う通りだよ。手伝ってもらった方がうまくいくだろうし。救うなら尚更いいよ!」
フェイトもなのはの意見に賛同する。
「僕も賛成だ。UーDをどうにかできるのは君達だけだから
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