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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
グランバニアよ、私は帰ってきた!
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ろう…
何時もは説教する側のオジロンさんも、直立不動で即答大臣。
「だったら回収できるわけねーだろが!そんなことしたら暴動が起きかねないぞ!解ってて言ってるのか
馬鹿
(
ヒゲメガネ
)
!」
「で、では…どうすれば…」
「今更技術は返せない…だから未来において戦争利用などを防止するよう、今の内から子供達に教育して行かねばなるまい………義務教育がこういう風に役立つとはねぇ…流石は日本だ!」
私と違ってお父さんは、前世で色々考えて生きてたんだ…
「日本…?それは何ですかリュカ?」
「ん!…あぁ、お前は気にするな!それよりも、今回の賠償を払ってもらうぞ!」
「え!?技術を提供した上に賠償を迫るんですか?」
「当たり前だ馬鹿!余計な事をしたんだから、それが賠償になる訳ねーだろ!」
「わ、私はどうすれば…」
「うん。お前……新たに国を造って国王になれ!」
「……………はぁ!?」
まったく『はぁ!?』だ。
何を言ってるのでしょうか?国を造れって…どういう意味でしょうか?
「あぁ別に『国王』じゃなくてもいい…『神王』でも『皇帝』でもなんでもいい!ともかく天空城を地上に降ろし、領土を確保して国家を立ち上げろ!そしてそれを統治すれば、もう少し人間の事が解ってくる…国王を勝手に拉致る事の重大さも!」
国を統治する事の大変さを身を持って味あわせようって事かしら?
でも世界を統べる神様に、一国家を統治させても意味がないのでは?
あれ…でも神様って、一体私達に何をしてくれてるのかしら?
「そ、そんな事出来る訳ないでしょう!私は神として世界を統べなければならないのですよ…なのに、一国家だけに限定して統べるなんて…」
「何言ってんだお前…大昔に『世界は平和になったから、神の力を封印して普通のオジサンになりたい!』とか言って、世界を統治する事を放棄したのはお前だろ!その所為でミルドラースが台頭し、光の教団なるインチキ宗教が世界を混乱させたんだぞ!」
「で、ですが…「それにそうすれば、今回のように神の力を求められても、人間の力で解決する方法を提示する事が出来たんだ!」
確かにその通りだ。
人間と同じ目線じゃないから、助けを求められても余計な事をしてしまうんだ。
「もしくは天空城をよこせ!」
「な、何でそうなるんですか!?」
急に発生する無意味で無関係な要求。だがしかし…
「天空城をセントベレス山の麓に下ろし、リュリュに女王になってもらう!グランバニアと強い繋がりを持ち、国交を互いに支援し合って発展を促す存在になってもらう。天空城を渡したくないのなら、その役目をお前がやれ!グランバニアは国家として新たなる国に支援を惜しまない!共に未来を築いて行こうぜ!」
ちゃんと考えての発言に誰もが驚きます。
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