暁 〜小説投稿サイト〜
DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
グランバニアよ、私は帰ってきた!
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なっては意地を通してペロペロし、ポピーお姉ちゃんにボコボコにされるか、プライドを捨て平謝りをし、一生ポピーお姉ちゃんに顎で扱き使われるか…選ぶのはウルフだ。

「ご、ごめんなさい…調子こいてました、ごめんなさい…もう言いませんから許してください…」
正しい判断だと思う。
きっとお兄ちゃんがやり込めたのを見て、軽い気持ちで発した台詞なんだと思う…
でもダメよ…この(ひと)は怖いんだから。

「ほらほら、もういいだろ?その辺で許してやれよポピー。そんな事よりも現状を教えて欲しいのだが?」
哀れな弟子に見かねたお父さんが、助け船を出した。
あのまま続いてたら、裸ひん剥かれ笑い者にされるまでポピーお姉ちゃんは許さなかったと思う。

そんな事を考えていると、ポピーお姉ちゃんやリュリュお姉ちゃん達が、私達の居なかったグランバニアをどの様に維持してきたのかを説明された。
まさかリュリュお姉ちゃんが女王様をやるとは………大胆ね!




「………なるほど、大まかには現状を把握出来た」
「ま、まぁ…そう言う訳で、概ね平和を維持してきましたよ。よかったですね〜…で、では私はこの辺で「待てヒゲメガネ!」

確かに…大きな問題は起きてないし、概ね平和な状況であるみたいだから、“一件落着”と言っても良いのだけれど…
勝手に拉致った事をお父さんが許すはずない。

「お前…何しれっと帰ろうとしてんの?」
「な、何がですか!?も、もう私は必要ないでしょう!貴国の問題も解決したのですから…」
きっとポピーお姉ちゃんに酷い目に遭わされてきたのだろう…
神様なのに、心底逃げ出したい気持ちが滲み出ている。

「お前ねぇ…僕を拉致った事への償いはどうすんの?」
「そ、それは償ったではないですか!?蒸気機関に代わる新たな動力源の技術提供をする事によって!…ポ、ポピーさん…貴女からも言ってくださいよ。私は役目を果たしたって!」
神様なのに、人間の女性に助けを求めるヒゲメガネ。

「…はぁ………分かったわよ。そう言う約束だったしね………あのねお父さん、今回「ダメだよ。あんな技術を提供されても意味がない!」
だがしかし、簡単に許さないお父さん。
一体何がダメなのでしょうか?

「むしろ余計な事をしてくれたんだよプサン!」
「ど、どういう意味です?」
便利で素晴らしいと思うのですが…何がいけないの?

「いいかい…代理として任されたリュリュやポピーは、必死で現状維持を試みるから天空人の技術提供を強く要望するのは当然だ。でもね…僕のプランでは、末端への輸送手段は講じるつもりは無かったんだよ!」

「で、でもお父さん…各所で配送待ちの荷物が溢れて、結構な被害が発生してたんですよ!?特に食料品は直ぐに腐敗してしまうので、国家レ
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