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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
永久の別れと楽しかった思い出
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の限りをやり尽くしたんだ。『カンダタ』って名前だけで、人々は忌避する存在なんだよ。『死んだカンダタとは別人ですよー』って言っても、みんな憎しみを拭う事は出来ないんだよ…」

「確かにそうかもしれねーな………でもよ、それだったらこっちの世界でも同じだろ!?でも各国の王様に頼んで、改心した事を広めてもらえたから、大きな問題も起きなかったんだぜ!旦那はグランバニアの王様なんだろ!?世界中に『カンダタは良いヤツ』って広めてくれれば、俺もそっちで暮らし易くなるんじゃねぇの?」

「えぇ〜…ヤだよ、めんどくせー!何で僕がお前の為に、各国の代表等にお願いしなきゃならないんだよ?『その代わりに…』とか言って、めんどくさい事を押し付けられたらどうすんだよ!?お前、外交折衝をなめんなよ…くだらねー事でも、後々言ってくるんだぞ!」

「わ、悪かったよ…そんなに怒るなよ…どうせそっちに行く気は無いのだから、別にムリしなくてもいいって…」
だったら、そんなにしつこく食い下がらなければ良いのに…
お父さん、ちょっとイライラよ。



さて…後はミニモンとアホの子だけね…
ぶっちゃけ私としてはどちらも置いていきたいけど、モンスターが普通に人間と生活出来る環境ってグランバニアぐらいなもんでしょ。

ミニモンを連れて行くって事は、アホの子も連れて行かないと愚図りそうだし…
邪魔よねぇ……
本人も雰囲気を察知したらしく、『ラーミア、リュカと一緒に行くゾ!リュカと逢えないのはイヤ!まだセッ○○してないんだゾ!』って叫ぶし…
将来、アホの子から私の妹が生まれたりして(笑)





「これで永久の別れだなリュカちん…」
「ああ、アルルの事は任せてくれ。僕の自慢の息子が絶対に幸せにするから…」
短い間だったが、古くからの親友の様なリュカテガが、ガッチリと握手を交わし互いの別れを惜しみ合う。

息子(オレ)(むすめ)に手を出すなよ!(笑)」
「…………………………」
実の娘になら絶対に手を出さないが、血の繋がりがなければどうだろうか?

「な、何で黙るんだよリュカちん!」
「あははははジョークだよ、ジョーク!大丈夫、僕は他人(ひと)の女には手を出さない。勿論知らなければ手を出しちゃうけどね!(笑)」

果たして本当に冗談なのだろうか?
私はお兄ちゃんと顔を見合わせ、将来の不安を想像する。
尤もお兄ちゃんは真剣な表情で…私は半笑いでだけどね!


「ではリュカ…もうよろしいですか?彼方の世界で、マスタードラゴンが準備を整え待ってます」
「おう、そうだったね!あのヒゲメガネに会って、今回の落とし前をキッチリ付けさせないとね!」
う〜ん…お父さん楽しそうだわ。

ルビスちゃんが呪文を唱え準備をしている間
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