絶望の運命
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びスーパー1と対峙した。
「こうなったら拳で倒す」
スーパー1を取り囲む。
「最初からそうするべきだった」
彼等はジリ、ジリ、と間合いを詰める。スーパー1は摺り足で間合いを図る。
「来るな」
彼は悟った。そして五人を注視した。
「問題はどう来るかだ」
まずはヘビンダーが来た。
「行くぞ!」
その身体が右から左に複数に分かれる。分身の術だ。
その全てがスーパー1に向かって来る。彼はその全てを相手にした。
「よし!」
そしてその後方からストロングベアがブーメランを投げる。どうやらヘビンダーの分身はどれかわかっているようだ。的確に分身体に向かって投げる。そしてブーメランはその身体をすり抜けてスーパー1に襲い掛かる。
「クッ!」
スーパー1はヘビンダーの攻撃とそれを身を捻ってかわした。だがそこに槍が襲い掛かって来た。
「油断したな!」
それはクレイジータイガーの槍だった。そして見れば左右にはサタンホークとゾゾンガーがいる。
「我等の拳、受けてみよ!」
五人は一斉に攻撃を仕掛けた。その瞬間だった。
「今だ!」
スーパー1は上に跳んだ。
「上か!」
「だが!」
五人は焦ってはいなかった。彼の降りるところを待ち構えていた。攻撃が来てもかわすつもりであった。
しかし彼等は一箇所に固まっていた。それがスーパー1の狙いであったのだ。
「この時を待っていた!」
彼は一旦遠くに着地した。そしてそれでまずは敵の出鼻をくじいた。
「何をするつもりだ!?」
彼等はすぐに攻撃が来るものだと思っていたが当てが外れて少し拍子抜けした。
しかしスーパー1はそのまま地を滑ってきた。
「突進して来るか!」
だがこれもフェイントだった。スーパー1は彼等の目の前で跳んだ。
「トゥッ!」
そして空中で前転した。そのまま構えを取る。
「スーパーライダァーーーー・・・・・・」
構えの後背面跳びになる。そしてそこから蹴りに入る。
「天空連続キィーーーーーーック!」
五人衆に向けて蹴りを放った。連続して五発繰り出す。それぞれ一撃ずつ撃った。
それだけではなかった。そこから一度後ろに跳び蹴りを放った。今度は気を全身に纏っている。
そして五人を貫く様に蹴った。気が五人を包んだ。
「グオオオオオッ!」
凄まじい爆発が起こった。そして五人は吹き飛ばされた。
「な、何という攻撃だ・・・・・・」
彼等はそれでも立ち上がってきた。だが変身を解き人間態になっている。
「まさか我等を一度に倒すとは」
五人は全身に深い傷を負っていた。最早余命幾許も無いことは明らかであった。
「この時を待っていたのだ。貴様等が一度に集まる時をな」
スーパー1は彼等に対して言った。冷静な声であった。
「そ
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