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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
神殿の闘神
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か」
 心の中に思うところもあったがここは彼等に任せることにした。
(どのみちこの者達に倒せる筈がない。だが今の]ライダーを見ることはできるな)
 だがそれは決して言わない。それは隠し彼等に対して言った。
「ではやってみるがいい。見事]ライダーの首を挙げよ」
「ハッ」
「お任せあれ」
 アポロガイストは一旦後方に退いた。怪人達は]ライダーを取り囲んだ。
「行くぞ」
 まずはハリフグアパッチが来た。怪人はまず肩から爆弾を放ってきた。
 それは]ライダーに向かって飛んできた。だが彼は臆していなかった。
「ムンッ!」
 ライドルをホイップに換えた。そしてそれで爆弾を両断した。
 爆弾は空中で爆発した。]ライダーは爆風に隠れるようにして跳んだ。
「トォッ!」
 空中でライドルのスイッチを入れる。今度はロングポールだ。
「受けろ!」
 そして伸びるそれで怪人を突く。それはハリフグアパッチの胸を貫いた。
 またライドルのスイッチを入れる。するとポールは引っ込んだ。
「グオオオーーーーーーッ!」
 胸を貫かれた怪人はその場に倒れた。そして爆発して果てた。
 今度はケルベロスの番だ。怪人は]ライダーの着地地点にいた。
「死ねぇっ!」
 全身に電気を帯びた。そしてそれで]ライダーを包み込まんとする。
 しかし]ライダーの方が一枚上手であった。彼はライドルをまた換えていた。
「これならどうだっ!」
 それはロープであった。鞭の様に操りそれで怪人の三つの首を絞めた。
「グググ」
 怪人はそれを引き離そうとする。だがそれはもがけばもがく程食い込んでくる。
 電流を流そうとする。だがそれも効かなかった。
「無駄だ、このロープは電流を通さない」
 ]ライダーは言った。そして首を絞める力を強くさせる。
 次第に怪人の三つの頭の顔は歪んでいく。顔の色もドス黒くなってきた。
「グオオ・・・・・・」
 そして力が弱ってきた。最後にガクリ、と膝を着いた。
 それで終わりであった。]ライダーがロープを抜くと怪人はその場に崩れ落ち爆発の中に消えた。
「これで怪人は倒した」
 ]ライダーはその爆発を見送っていた。そして顔を後ろに向けた。
「アポロガイスト、今度は貴様の番だ!」
 そしてライドルをホイップにして身体の前で]の文字を描いた。そしてアポロガイストに対して身構えた。
「望むところだ!」
 アポロガイストも右手で]ライダーを指し示した。そして両者は前に出た。その剣を打ち合わせる。
 忽ち激しい剣撃がはじまった。両者は一歩も引かず互いに剣を繰り出す。
「流石だな。またしても腕をあげたようだな」
 アポロガイストは]ライダーのホイップを受けながら満足そうに言った。
「貴様こそな」
 ]ライダーもそれは感じてい
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