隻眼の軍人
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わかることだしな。中東での戦いの結果も」
「ゼネラルモンスターか」
タイタンは中東と聞き思い出したように言った。
「どう戦うかな」
「それは占ってはおらぬ」
シャドウはその言葉に対して言った。
「そこまで占っては面白くはないだろう」
「確かにな。珍しく意見が合ったな」
タイタンはそれを聞き不敵に笑った。
「ではゆっくりと観戦させてもらうとするか」
タイタンはそう言うと踵を返した。
「ストロンガーとの戦いに備えると共にな」
「それがいいだろうな」
シャドウはタイタンの背にかけるように言った。
「だが覚えておけ」
タイタンは振り返ることなく言った。
「ストロンガーを倒すのはこの俺だ。俺以外の誰にも倒させはせん」
「覚えておこう。一応はな」
「フン」
タイタンはそこで姿を消した。炎の燃えカスがあとに残ったがそれもすぐに消えた。
「行ったか」
シャドウはその燃えカスが消えるのを見ていた。
「どのみちカードの運命には逆らえぬということを知るだおうな」
そう言うと椅子を後ろに向けた。手には杯がある。
戦闘員が一人入って来た。ボトルを持っている。そしてシャドウの持つ杯に酒を注ぎ込んだ。白いワインである。
「ご苦労」
シャドウは酒を受けて言った。そして彼に対して指示した。
「モニターを」
「わかりました」
戦闘員は頷くとテーブルにある一つのボタンを押した。するとシャドウの前に映像が浮かんできた。
「では見せてもらうとするか、ゼネラルモンスターの戦いぶりを」
彼は杯を口に含んだ。そしてまた飲み干した。
「酒もある。今は酒と戦いに酔うとしよう」
彼はその皮膚のない顔を無気味に歪めて笑った。そしてモニターに映る戦いから目を離すことはなかった。
モニターにはスカイライダーが映っている。彼はバグダット郊外で怪人達と戦っていた。
「ウオーーーーーーーーーッ!」
ジンドグマの突進怪人マッハローラーが突撃を敢行する。スカイライダーはそれを紙一重でかわした。
「フンッ!」
その入れ替わりに襲い掛かって来る戦闘員を倒す。彼の隣にはがんがんぎいがいる。
「ライダー、雑魚はわいがやりますわ!」
「頼む!」
スカイライダーはそう言うと怪人に向かって行った。マッハローラーはそれを見るとまた突進した。
「ライダーに一度使った技は」
スカイライダーはその突進から目を離すことなく言った。
「二度と通用せん!」
屈んだ。そして足払いを仕掛ける。怪人はそれでバランスを崩した。
そこで怪人の身体を掴んだ。そしてそのまま激しく回転した。
「竹トンボシューー‐トッ!」
上に向けて放り投げる。そして自らも跳んだ。
「喰らえっ!」
怪人に蹴りを放つ。マッハローラーはこれで爆死し
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