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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
十三人の自分
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に出て来た。鞍には誰も乗っていない。
「来いということか」
 ゼクロスはその馬を見て言った。
「ならば行ってやる、行くぞバダンの改造人間!」
 そして跳躍した。馬に飛び乗った。
「来たかっ!」
 それを見た戦闘員達がボウガンを捨て剣を抜く。そして一斉に切りかかる。
「ムンッ!」
 ゼクロスはそれに対しナイフで対抗する。剣の方がリーチがあったがそれを寄せ付けない。見事なナイフ捌きであった。
 戦闘員達は逆に次々と倒されていく。ゼクロスは馬を駆りながら周囲に群がる戦闘員達を倒していく。
「やはり戦闘員達では無理か」
 それを見たドラゴンキングが言った。
「ならば俺がやろう」
 そして馬を飛ばしゼクロスの横に来た。
「死ねぇっ!」
 両手に持つサイで攻撃を仕掛ける。ゼクロスはそれをナイフで受けた。
「フフフ、見事だ。俺のサイを受けるとはな」
 ドラゴンキングはそれを見てニヤリ、と笑った。
「貴様のサイなぞ」
 ゼクロスは冷たい口調で言った。
「どうということはない」
「言ってくれるな」
 ドラゴンキングは内心憤ったがそれで我を忘れることはなかった。
 再び攻撃に移る。両手でサイを繰り出し続ける。
「フン」
 ゼクロスは一本のナイフでそれを受け続ける。そして隙を窺う。
 さしものドラゴンキングにも疲れがでてきた。それを見逃すゼクロスではない。
「今だな」
 そして攻撃を繰り出した。ナイフをそのまま投げてきたのだ。
「ウワッ!」
 それは怪人の喉を貫いた。ドラゴンキングはそれを受けて落馬した。そしてそのまま爆死した。
「やったか」
 馬はその間にも駆けている。ゼクロスはそれを見送り呟いた。
「やりおるな。瞬く間に二体の怪人を倒すとは」
 そこで男の声がした。
「貴様か」
 ゼクロスはその声がした方を振り向いた。
 見ればそこには赤い馬に跨る男がいた。それはマシーン大元帥であった。
「マシーン大元帥、カナダには貴様がいたのか」
「そうだ。別の作戦でここに来ていたのだがな」
 マシーン大元帥はこちらに馬を進めながら言った。
「だが予定が変わった」
「何故だ!?」
「仮面ライダーゼクロス、貴様を倒す為だ」
 彼は低い声でそう言った。
「俺をか」
 ゼクロスはそれに対して言った。
「そうだ。貴様がいては作戦を実行出来ぬからな」
「それは有り難いな」
 ゼクロスはそれを聞いて言った。
「俺の任務は貴様等の野望を阻止すること、まさかここにいるだけでそれが出来るとはな」
「だがそれもここまでだ」
 マシーン大元帥は彼に対して言った。
「貴様はこの私が倒す」
「出来るかな、貴様に」
「私を侮らんことだ」
 彼はそう言うと額からビームを放って来た。
「ムッ」
 だがゼクロ
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