第8話
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!」
そう言いながら炎の剣を麻生に向かって振りかぶる。
その炎の剣の温度は三〇〇〇度近くあるがその炎の剣を麻生は右手で受け止めた。
「ただの通りすがりの一般人Aだ。」
右手で炎の剣を握り潰し左手で拳を作りその拳がステイルの顔面に突き刺さり向こうの壁まで吹き飛ぶとそのままステイルの意識は途切れる。
麻生は指をパチン!!と鳴らすと「魔女狩りの王」の氷が砕けステイルが気絶したのかそのまま「魔女狩りの王」は燃え尽きてしまう。
どうやらインデックスは上条がうまく回収して逃げる事が出来たようだ。
それを確認すると麻生は欠伸をしながらいつも通り自分の部屋に入りベットに寝ころびそのまま睡眠をとるのだった。
朝になって携帯の音が鳴りそれで麻生は目を覚まし携帯をとり画面を見るとその名前は上条当麻と映っていた。
「何だ、こんな朝っぱらから。」
「その調子だとそっちは何とか撃退したみたいだな。」
声の主は間違いなく上条でどうやら麻生の無事を確認する為に電話をしてきたようだ。
「こっちは小萌先生の家に居候している。
そっちは敵が待ち構えているかもしれないからな、あとインデックスは怪我も治したし大丈夫だ。」
麻生はそんな状況の報告に一体何の意味があるのかよく分からなかったが上条が一方的に話しているだけなので適当に相槌を打つ。
「なぁ麻生に聞きたい事があるんだけど、どうしてお前は魔術の事とか知っているんだ?」
「別に昨日も言ったが俺はただ知っているだけだ。
実は俺も魔術師でした、なんてそんな落ちはない。」
「そうか・・・・けど、昨日は助かった。
また何かあったら助けてくれるか?」
「さぁな、俺はお前の様に困っていたら誰でも助けるような事はしないからな。」
麻生は上条にそう言い携帯のボタンを押して通話を切る。
そのまま立ち上がりいつもの服を着ると麻生はいつもの散歩に出かける。
学生寮から麻生が出ていくところを六〇〇メートル離れた所からステイルは双眼鏡で麻生を観察していた。
「禁書目録に同伴していた少年の身元を探りました。
・・・・禁書目録は?」
ステイルはすぐ後ろまで歩いてきた女の方も振り返らずに答える。
「生きているよ。
だが生きているとなると向こうにも魔術の使い手がいるはずだ。」
ステイルはあの男が治療したのでは、と考えている。
女の方は無言だったが誰も死ななかった事に安堵しているようだ。
女の歳は十八だが十四のステイルよりも頭一つ分も身長が低いが、ステイルの身長が二メートルを超す長身なので女の方も日本人の女性の平均からすればやはり高い。
腰ま
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