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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
知の戦士
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も苦笑した。
「少し酔いを醒ましに行くか」
「了解」
 こうして二人は牧場に向かった。
 牧場では羊達がのどかに草を食べていた。二人はその中を歩いている。
「たまにはこうしたところを歩くのもいいですね」
「うん、戦いばかりでは疲れてしまうしな」
 二人は気分よく草原を歩いている。
「戦いが終わったらこうしたところでのどかに暮らすのもいいですね」
「そうだな、これまでのことを全部忘れて」
 二人はまだ来ぬ平和を夢見ていた。その為には勝たなくてはならない、それもよくわかっていた。
 そしてその場に腰を下ろした。そこへ何者かが襲い掛かって来た。
「ムッ!」
 二人は咄嗟に左右に跳んだ。敵は下から来た。
「フェフェフェフェフェフェ」
 ショッカーの蟻酸怪人アリキメデスであった。怪人は地中から襲い掛かって来たのだ。
「こんなところにまで来るとはな」
 二人は既に変身を終えていた。そして地中から這い出て来た怪人と対峙した。
「俺もいるぞ!」
 そこに上から声がした。
「ウワッ!」
 二人に向けてミサイルが放たれた。二人は慌てて跳びそれをかわした。
「上からもかっ!」
 デストロンツバサ一族の木霊ムササビであった。怪人は上空を舞っている。
 見れば戦闘員達もやって来た。そして二人を取り囲んだ。
「木霊ムササビは俺が!」
 ストロンガーは急降下してきた木霊ムササビを掴んで地に引き摺り落とした。
「わかった、ではアリキメデスは俺がやる!」
 ライダーマンはそれを受けてアリキメデスへ向かった。その前を戦闘員達が立ちはだかる。
「行くぞっ!」
 ライダーマンはアタッチメントを装填した。パワーアームである。
 それで戦闘員達を切り裂いていく。そして彼等を退け怪人の前に来た。
「来たか」
 怪人はそれを見ると頭を前に突き出した。そして触覚から赤い液体を出した。
「ムッ!」
 それはライダーマンに向けて放たれた。だがライダーマンはそれを斜め前に跳びかわした。
 着地と同時にアリキメデスに向けて跳ぶ。そして跳びながらアタッチメントを換装した。
「アリは硬い甲殻に守られている」
 彼はアリの身体のことを考えながらアタッチメントを換えていた。
「ならばこれが有効だっ!」
 そう言うと分銅を取り付けた。
「スウィングアーーームッ!」
 打撃用のアームである。そしてそれで怪人の頭部を打ち付けた。
「ギャッ!」
 怪人は思わず叫び声をあげた。どうやらライダーマンの分析は正しかったようだ。
 ライダーマンはそのまま攻撃を続ける。最初の攻撃で怯んだ怪人はそのまま打たれるがままだった。
 最後の一撃が頭を打った。怪人はこれで倒れた。
 ライダーマンは後ろへ飛び退いた。怪人は爆死して果てた。
 その時ストロンガ
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