知の戦士
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してその時また戦おう。バダンを倒す為にな」
「ええ、お願いしますよ」
城はそう言うと左腕を差し出した。彼の右腕を見てのことだ。
「バダンを倒すには結城さんの力が必要です。万全の調子にして戻って下さい」
「ああ、わかっている」
結城はそう言って左腕を出した。
「俺は必ず戻って来る」
「楽しみにしていますよ」
二人はそう言うと固く握り合った。
「じゃあまた会おう。戦場で」
「はい、頼りにしていますよ」
二人はそう言うとその場で別れた。城はシドニーに残った。この地に残っているかも知れないバダンの残党を掃討する為である。
結城は空港へ向かった。当然日本へ帰る為である。
「シンガポール経由東京行き」
アナウンスが響き渡っている。
「あれか」
結城はそのアナウンスが伝える方へ向かった。
そして彼は空港から姿を消した。やがて日本へ向かう便が空へ飛び立った。
知の戦士 完
2004・6・8
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