知の戦士
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。そして爆死して果てた。
「・・・・・・これで終わりですね」
ストロンガーはその爆発を見届けてライダーマンに声をかけた。
「ああ、今までで最も苦労した戦いだった」
ライダーマンは答えた。そして二人はエアーズロックをあとにした。
オーストラリアの戦いは終わった。この地における指揮官鬼火司令と妖怪王女は戦死しオーストラリアのバダンは壊滅した。そしてジンドグマの四幹部は全滅した。
「・・・・・・そうか」
メガール将軍はそれを北欧の街で聞いた。
「惜しい者達だったが」
彼は変装し背広を着ている。どうやらこの地で何かを探っているようだ。
その街は明るい。時計台の時計を見ると真夜中であるにもかかわらず、だ。白夜であった。
「あの時は衝突もしたものだが」
彼はここでドグマの頃を思い出した。
その時ドグマはテラーマクロの下最高幹部である悪魔元帥を筆頭に彼とあの四人の幹部がいた。テラーマクロと悪魔元帥は宇宙より来た者であったが他の五人は違った。もとは皆人間であった。
だがそれでも対立があった。感情的なものであった。
生真面目な性質でありその暗く沈んだ経歴を持つ彼はやはり明るくはなれなかった。次第にテラーマクロに従うようになる。だが他の四人は違った。
四人は将軍程暗い生い立ちではなかった。そして元々の性質も明るいものであった。その為彼等とはうまくいかなかったのだ。彼等はよく悪魔元帥と共にあった。
「だがそれは大した問題ではなかった」
それでも互いに認め合っていた。分裂するなど考えもしなかったのだ。
だがテラーマクロと悪魔元帥は違った。その対立は日を追うごとに激しくなり遂には彼等は袂を分かった。これでドグマの分裂は決定的となった。
彼も悪魔元帥や四人の同志達に誘われた。しかし彼はテラーマクロに従った。
「ならばよい。そなたの好きにするがいい」
それを聞いた悪魔元帥は静かにそう言った。彼は将軍の能力を高く買っていた。だがそれと共にその暗く絶望に満ちた心も知っていた。
「だが忘れるな」
元帥はドグマを出て行く時に彼に対して言った。
「そなたの力を買っている者がいる。そしてその全てを知っている者もいるということをな」
それはスカウトの言葉だったのだろうか。だが将軍はドグマに残った。そしてテラーマクロと共に仮面ライダースーパー1と戦い散った。そして今甦りこの地にいる。
「私の生涯は絶望に満ちている」
彼は呟いた。
「だが一人ではない。そしてこれからも」
無意識にその首にあるペンダントを握った。
「スーパー1、貴様という敵もいる」
そして今度は仮面ライダースーパー1のことを脳裏に浮かべた。
「今度こそ貴様を倒す。そしてあの力を世界に示す」
彼はそう言うとその場をあとにした。
「こ
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