竹林の戦い
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「さて、中国だが」
幽霊博士が口を開いた。ジンドグマの四幹部はまた集まっていた。
「今は誰もいなかったな」
「ええ、ドクロ少佐が仮面ライダーX3に敗れたしね」
妖怪王女が答えた。
「うむ、惜しい男であった」
鬼火司令がそれを聞いて腕組みをしながら言った。彼は元軍人であったので彼に対して共感する部分も多かったのだ。
「それだけではないわ。ドクターケイトもモンゴルで仮面ライダー]に敗れている」
魔女参謀は付け足すように言った。
「日本支部はあの有様。今東アジアに我がバダンの勢力はない有様じゃな」
幽霊博士はそれを聞いて顔を顰めた。
「東南アジアも同じ状況ね。北米も中南米もかなりの痛手を受けているわよ」
妖怪王女の情報網は健在であった。彼女は常に的確な情報を手に入れていた。
「まずいのう。このままではアジア太平洋地域の我等の活動が崩壊してしまう」
「鬼火司令、そう考えるのは早いのではないかしら」
魔女参謀は彼に対して言った。
「そうは言うが現実ではこうじゃ。それをどうするかが問題だが」
「わしに考えがあるぞ」
ここで幽霊博士が他の三人の顔を見回しながら言った。
「お主がか?どうせろくな考えではあるまい」
「そうよね。幽霊博士っていつもとぼけてるんだもの」
鬼火司令と妖怪王女が馬鹿にしたように笑った。
「そんな言い方はないじゃろ」
「あら、じゃあどういう考えなの?」
妖怪王女は尚も態度を変えない。
「わしが中国に向かう。そしてここでの活動を再び行なう」
彼は珍しく強い声で言った。
「おういえばお主は中国出身だったな」
鬼火司令が思い出したように言った。
「そうじゃ。思えば懐かしいのう」
彼は懐かしげに笑った。
「その故国に戻るのも何かの縁じゃ。思う存分暴れてやるわ」
「では私も同行していいかしら」
ここで魔女参謀が口を開いた。
「お主がか?」
博士は一瞬不思議な顔をした。
「そうよ。いけないかしら」
「い、いや」
彼は首を横に振った。
「大歓迎じゃ。助っ人に来てくれるのならこれ程心強いものはない」
彼は笑みを浮かべて言った。
「ではこれで決まりね」
魔女参謀もニヤリと笑った。
「うむ、では早速行くとしよう」
「ええ」
二人は席を立った。
「気をつけてな」
「私達もすぐに動くわ」
残る二人も声をかけた。
「うむ、期待しておれ」
「そちらも頼んだわよ」
こうして彼等は二手に分かれた。そして部屋をあとにした。
白帝城は日本人もよく知っている場所の一つである。唐代の詩人李白が謡い三国志の主人公の一人劉備がこの世を去った場所でもある。険しい四川省の中でも特に険しい場所にある。
「ここまで来るのは一苦労だったな」
そこに彼
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