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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
竹林の戦い
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ーック!」
 そして頭から回転しながら急降下する。それは怪人の腹を直撃した。
「ショエエエエエエーーーーーーッ!」
 怪人は断末魔の叫びをあげた。そして地に倒れ伏しその場で爆発した。
 しかし戦いはまだ終わってはいない。]ライダーとマダラカジンの死闘が続いていた。
「マダラーーーーーッ!」
 怪人は右腕のサーベルを振るう。]ライダーはそれをライドルホイップで受け流す。
「どうした、その程度かっ!」
 そのサーベルがライドルにより叩き割られた。怪人はそれを見て間合いを離した。
「チィッ!」
 そして今度は口からマシンガンを放ってきた。しかしそれは見切られていた。
「無駄だっ!」
 ]ライダーは空中に跳んだ。そして空中で身体全体で]の文字を作った。
「]キィーーーーーーーック!」
 そして蹴りを放った。それは怪人の胸を撃った。
「ガオオオオオーーーーーーッ!」
 マダラカジンも倒れた。そして彼もまた爆死した。
「見事だな、相変わらず」
 X3は鮮やかな勝利を収めた]ライダーに対し声をかけた。
「いえ、X3のおかげですよ」
 彼はそれに対し謙遜して答えた。二人の戦士は歩み寄ると手を握り合った。
 それを遠くの丘の上から苦々しく見る男がいた。
「ぬうう、X3もここに来たか」
 アポロガイストであった。彼は二人が手を握り合うのを顔を顰めて見ていた。
「ライダーが二人いると厄介だな」
 彼は考え込んだ。そして後ろを見た。
「あれを使うか」
 その時だった。不意に戦闘員がやって来た。
「アポロガイスト様」
「どうした!?」
 彼は不機嫌そのものの声で戦闘員の方を振り向いた。
「ギリシアにブラック将軍が来ておられますが」
「帰ってもらえ」
 彼は吐き捨てるように言った。
「それが・・・・・・。何か火急の用件があると言われるのですが」
「火急の用件!?」
「はい。何でもアポロガイスト様が今開発中の怪人のことでお話があるとか」
「開発中!?俺は怪人は・・・・・・」
 彼はここまで言ったところでハッとした。
「まさか・・・・・・」
 心当たりは一つしかなかった。
「如何なさいますか?」
「・・・・・・すぐに行こう」
 彼は口調を変えた。
「すぐに全員ギリシアに戻るぞ。]ライダーを倒すのは次の機会だ」
「わかりました」
 戦闘員は敬礼した。そしてその場をあとにする。
 アポロガイストも踵を返した。そして後ろを振り返った。
「]ライダーよ」 
 彼は眼下にいる]ライダーを見た。
「貴様は俺が必ず倒す。その時を楽しみにしておれ」
 彼はそう言い残すとその場をあとにした。

 敵を退けた風見と神は再会を懐かしむ間もなくホテルの一室で話し合いの場を持った。話の内容は決まっていた。

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