暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
竹林の戦い
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「望むところだ!」
 サソリジェロニモの声が響いた。戦闘員達が斧を手に一斉に襲い掛かる。
「斧か」
 ]ライダーは戦闘員達の手に光るそれを落ち着いて見ていた。
「ならば俺も武器を出そう」
 そう言うと腰からライドルを引き抜いた。
「行くぞっ!」
 そしてそのライドルで打ちかかった。
 左右から襲い来る戦闘員達を次々に薙ぎ倒す。ライドルが風車の様に回転する。
 戦闘員達は忽ち蹴散らされた。怪人はそれを見て今度は自分が向かった。
「俺が相手だっ!」
「来い、返り討ちにしてやる!」
 ライドルと斧がぶつかり合った。銀の火花が辺りに飛び散る。
「ムムム」
 両者は鍔迫り合いをはじめた。最初は互角であった。
 だが次第に]ライダーの力が勝ってきた。サソリジェロニモは押されてきていた。
「そうはさせんっ!」
 怪人は反撃に出た。間合いを離し斧を投げ付けて来た。
「トゥッ!」
 ]ライダーは跳躍してそれをかわした。そして空中で一回転した。
「ライドル脳天割りーーーーーーっ!」
 そしてそのライドルを怪人の頭部に振り下ろした。それは見事に決まった。
「ウオオオオオオ・・・・・・」
 サソリジェロニモは呻いた。頭蓋骨だけでなく脳まで潰された。怪人は脳天から鮮血をほとぼしらせながら倒れた。
 そして爆死した。]ライダーは着地してその爆発を見送った。
 だが勝利の余韻に浸っている暇はなかった。そこに新たなる怪人が襲い掛かって来た。
「グルゥゥゥゥゥーーーーーーーーーッ!」
 ゲドンの針怪人獣人ヤマアラシである。怪人は全身の針を揺らせつつ]ライダーに向かって来た。
「今度はゲドンの獣人か」
 ]ライダーは怪人の姿を認めて身構えた。
 怪人はいきなり身体を丸めた。そして飛んで来た。
「ムッ!」
 ]ライダーはそれを横にかわした。怪人は今度はバウンドして向かって来た。
「今度は跳ねてきたか」
 今度の攻撃もかわした。しかし怪人は執拗に攻撃を繰り返す。
「まずな、このままでは」
 ]ライダーは呟いた。
「だからといってこちらから攻撃を仕掛けることは・・・・・・」
 見れば全身が針の山である。おいそれと攻撃を仕掛けられそうもない。
 しかし。]ライダーはあることを閃いた。
「そうだ、俺にはこれがある!」
 手に持つライドルのスイッチを入れた。そこに怪人ば襲い掛かって来る。真正面からとんで来た。
「ロングポールッ!」
 そしてライドルを思いきり引き伸ばした。それで怪人を突いた。
「ウオォッ!」
 動きが止まった。そして奇声を発しながら元の姿に戻った。
「今だっ!」
 ]ライダーは勝機を見た。そしてライドルのスイッチを入れ前に突進した。
「これでも食らえっ!」
 それはライドルホイップだっ
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