竹林の戦い
[3/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
それを横に身を捻りかわす。怪人はそこに今度は舌を放ってきた。
しかしそれもX3はかわした。そして一気に間合いを詰めた。
拳が繰り出される。二つの拳が撃ち合った。
だがそれはX3の勝利に終わった。怪人は拳を押さえ怯んだ。
「今だっ!」
X3は跳んだ。そして怪人を今度は天高く放り投げた。
「トゥッ!」
そして自身も跳んだ。急降下し毒トカゲ男の背中に向かう。
「X3ダブルアターーーーーーーック!」
蹴りが怪人の背を撃った。毒トカゲ男は空中で爆死した。
「あとはいないか」
Oシグナルにも反応はなかった。X3は変身を解いた。
「こんなところにも姿を現わすとはな。どうやら俺には片時の休息も許されないらしい」
彼は顔を顰めてそう言った。そして白帝城を出るとそのまま長江を登っていった。
神敬介はこの時成都にいた。四川省でもかなり大きな都市である。
「ここが成都か」
やはりここも三国志ゆかりの地である。それだけでなく長い間この地域の中心都市でもあった。
「一度来てみたいと思っていたけれど」
街の中は人でごったがえしていた。今は三国時代の面影は流石に少ないがそのかわり人の活気で満ちている。
動物園に行った。そこでは中国の珍獣であるパンダがいた。
「そういえばこの四川省にいるんだったな」
よく竹を食べると言われるがその他のものも食べたりする。そして大柄で怒らせると怖い。
「見れば爪も牙もあるや」
そうなのである。中国語で大熊猫という。可愛らしい外見に惑わされては怪我をする怖れもある。
「パパ、意外と怖そうだね」
「ああ、ああ見えてもとっても強いんだぞ」
後ろでは親子連れがそんな話をしている。神はそれを見てクスリと笑った。
その時彼は何かを感じた。
「!?」
殺気だった。彼はそれを確認すると黙って動物園をあとにした。
そして彼は街中を出た。街の外れに向かった。。
「ここら辺りでいいだろ」
彼は人気のない場所に着くと言った。するとそこに黒服の男達が姿を現わした。
「わかっている。さっさとその服をとれ」
「そうか、流石は神敬介だな」
彼等はそう言うと服を剥ぎ取った。中から怪人と戦闘員達が姿を現わした。
「アワワワワワワワ」
ゴッド悪人軍団の一人サソリジェロニモであった。怪人は服を剥ぎ取ると同時に斧を投げてきた。
「ムッ!」
神はそれをかわした。そしてそのすぐ側の竹薮に飛び込んだ。
「追えっ!」
怪人はすぐに戦闘員達に命令を下した。だがそれには及ばなかった。
「その必要はないっ!」
神の声と共に彼が姿を現わした。銀の仮面を持つカイゾーグ、仮面ライダー]である。
「俺はここにいる」
彼は怪人達を一瞥してそう言った。
「さあ、何処からでも来いっ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ