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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
竹林の戦い
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 風見はそれを聞いてまた考える顔をした。
「確か今あそこには結城もいたな。奴に迷惑をかけなければいいが」
 彼は結城の生真面目な性格を知っていた。だから城が一緒にいると気苦労が絶えないのではないか、と危惧した。
「あいつはガサツですからね」
 それは神もわかっているようだ。
「けれど大丈夫だとおもいますよ」
「何でだ?」
「風見さんと付き合ってこれたんですから」
「おい、そりゃどういう意味だ」
 風見は苦笑して抗議した。
「いえ、冗談なんですけれどね」
「そうは聞こえないが」
 風見は少しを目を剣呑なものにしていた。
「まあまあ落ち着いて」
 神はそんな風見をあしらった。
「ううむ」
 風見はまだ不満そうである。だが次第にその目も元に戻した。
「まあいいか。ところでだ」
「何ですか?」
「御前さんは今度は何処へ向かうんだ?俺はまだ決めていないが」
「そうですね」
 彼はふと宿敵のことを思い出した。
「ギリシアにも行ってみます。あそこで気にあることがありますので」
「そうか、気をつけろよ」
「はい」
 二人の戦士はそれで違う道に進んだ。そして次の戦場に向かうのであった。


 竹林の戦い    完



                                  2004・5・30


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