暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
竹林の戦い
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 X3が叫んだ。
「怪人達は何処だっ!」
 ]ライダーもそれに続く。
「怪人だと!?」
 魔女参謀はここで口の端を歪め嘲笑した。
「愚かな、貴様等の目は節穴か」
「何!?」
 二人のライダーはそれを聞いて少しいきり立った。
「そうよのう、今までの我等との戦いから何も学んでおらんと見える」
 幽霊博士も笑いながら前に出て来た。
「まさか・・・・・・」
 ライダー達はその只ならぬ気配に何かを悟った。
「やっと思い出したようね。そう、私達もまた」
 魔女参謀はベールを剥ぎ取った。そこで巨大なピンク色の蝶が飛んで来た。
「来たわね」
 魔女参謀は跳んだ。そしてその蝶と合体した。
「何!」
「見よ、これが私の正体だ!」
 するとその顔が見る見るうちに変わっていった。まるで蛾の様な顔になり髪はピンクになったかと思うと蝶の羽根のように変化した。
「ヌウウ、その姿は・・・・・・」
「フフフフフ、どうかしら。美しいでしょう」
 魔女参謀の声だった。その怪人はその蛾に似た顔でライダー達を見た。
「ほう、本当の姿をあらわしおったな」
 幽霊博士は正体をあらわした同僚を横目に見て目を細めた。
「ええ。やっぱりこのマジョリンガの姿を方が落ち着くわね」
「そうじゃろそうじゃろ。やはりわし等はその姿が一番似合っておるからのう」
「ということは幽霊博士、貴様も・・・・・・」
 X3は彼を指差した。
「当然じゃ。まさか知らぬわけでもあるまい」
「・・・・・・・・・」
 知らない筈がなかった。何故ならそれはもうわかっていることなのだから。
「ショッカーの時以来わし等の正体は決まっておる。そう、このようにな」
 そう言うと背中のマントを被った。服が白から黒に変わっていく。
「ムッ!」
 マントを元に戻すとそこには別の者がいた。
「やはりな。それが貴様の正体か」
「フォフォフォ」
 彼は得意気に笑った。その顔は黄金色に輝く機械の髑髏であった。
「その通り、これがわしの真の姿じゃ」
 彼はその剥き出しの歯でカラカラと笑った。
「ゴールドゴースト、よく覚えておくがいい」
「ゴールドゴースト・・・・・・」
「ただしじゃ」
 ゴールドゴーストはここで口調を陰惨なものに変えた。
「この姿を見て生きている者はそうはおらぬがのう」
「それはこのマジョリンガについても言えるわね」
 マジョリンガも前に出て来た。
「さあ行くぞライダー達よ、せめて苦しまずに死なせてやろうぞ!」
「何を、倒れるのは貴様の方だっ!」
 ]ライダーのその言葉が角笛となった。彼等は互いに前に突進した。
「行くぞっ!」
 X3はゴールドゴーストに、]ライダーはマジョリンガに向かって行った。そして互いに撃ち合った。
 彼等は竹林に飛び込んだ。
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