竹林の戦い
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はいた。風見志郎である。彼はドクロ少佐との戦いの後中国各地を回っていた。
「確かに中国は広いな。何度回っても飽きない」
彼は世界中を回って戦ってきた。その為中国でも戦ってきていた。
「しかしこの城に来たのははじめてだったな」
だが戦いがない時はこれといって来る理由がない。従って行っていない場所もある。
今彼は珍しく観光で来ている。こうして戦いがない時の旅もいいものだと思った。
「まあ束の間の休息だな」
そうであった。バダンはまだ世界各地で暗躍している。彼の戦いはバダンがこの世から消え去るまで続くのだ。
だが今は旅を楽しみたい。戦士にもそうした心の余裕は必要であった。
城の中には多くの像が置かれている。全て三国志の英雄達である。
「そういえば学生の頃に読んだな」
ふと彼は学生の頃を思い出した。
その像を見て回る。その時像の一つがピクリ、と動いた。
「ムッ!?」
次の瞬間全ての像が動き出した。そして風見を取り囲んだ。
「バダンか!?」
像は何も言わない。ただ風見に襲い掛かって来た。
風見はその像達を倒していく。倒された像は次々と戦闘員の姿になり横たわる。
「やはりな」
部屋を出る。戦闘員達は最早像にすら化けずそのまま追って来た。
「ギッ!?」
彼等は風見を見失ってしまった。慌てて周囲を見回す。
「俺はここだ!」
上の方から声がした。慌てて顔を上げる。
彼は壁の上に立っていた。赤い仮面の戦士がそこにいた。
「トゥッ!」
掛け声と共に跳び降りた。その周りを戦闘員達が取り囲む。
だが彼等はやはり敵ではなかった。忽ちX3に倒されていく。
「チャカァーーーーーー」
そこに怪人が出て来た。デストロンの熱線怪人レンズアリである。
「やはり来たか」
X3も怪人が出て来ることは予想していた。すぐに身構える。
怪人は目から熱線を放ってきた。X3はそれを上に跳びかわした。
「どうした、俺はここだぞ」
そして壁の上から挑発する」
怪人はそれに対し感情を露わにした。そして熱線を乱射する。
「フンッ!」
だがそれは当たらない。X3は上に跳び今度は怪人の背中についた。
「喰らえっ!」
そして怪人の背中を掴んだ。
「X3回転投げーーーーーっ!」
そして空中に舞い上がり激しく回転する。その遠心力を利用して思いきり投げた。
「チャカーーーーーッ!」
怪人は断末魔の叫びをあげた。そして地面に叩き付けられ爆死した。
そこにもう一体来た。ショッカーの毒液怪人毒トカゲ男である。
「ゥオオオオオオーーーーーッ!」
怪人は叫び声をあげながらこちらにやって来た。
「また来たな」
X3は着地して身構えた。怪人はそこを狙って赤い毒液を放ってきた。
「おっと」
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