麗わしの島の戦い
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り笑っていた。
「見るがいい」
スーパー1はそれに対して言った。
「チェーーーーンジ、エレキハァーーーーーンドッ!」
スーパー1は腕をエレキハンドに換えた。そしてそれでストロンガーを掴んだ。
「ムッ!」
何とそれでストロンガーに対して渾身の力で電撃を放った。ストロンガーの全身が緑に輝く。
「何とっ!」
二人の改造魔人はそれを見て驚愕した。彼はその電気の力を瞬く間に吸収したのだ。
「よし、これで充分だ」
ストロンガーは電気を吸収し終え満足した声で言った。
「わかりました」
スーパー1はそれを聞くと電撃を止めた。そして腕をスーパーハンドに戻した。
「どうだ、ファイブハンドにはこうした使い方もあるのだ」
「ぬうう、ぬかったわ」
ヨロイ騎士はスーパー1の言葉を聞き歯軋りした。
「俺は元々は惑星開発の為に改造されたのだ。人々を助ける為にな」
彼の声には何処かやりきれぬ思いが込められていた。
「貴様等バダンがいる限り俺達の戦いは終わらない」
ストロンガーは二人を指差して言った。
「小癪な・・・・・・」
磁石団長はそれに対して呪詛の言葉を漏らした。
「だが貴様等を倒してもう一度夢を掴む、行くぞっ!」
ストロンガーの夢、それはかって共に戦ったあの戦士との約束を果たすことであった。だが彼はそれを誰にも言おうとはしない。自分の心の中に留めているだけであった。
その前に怪人達が出て来た。そしてストロンガーとスーパー1を取り囲む。
「来たな」
二人のライダーは背中合わせになり取り囲む怪人達と対峙した。
四体いた。ゲルショッカーの酸欠怪人サソリトカゲス、デストロンヨロイ一族の一人カマクビガメ、ゴッドの木人怪人アルセイデス、ドグマの忍者怪人カメレキングであった。
「どうだ、この怪人達は」
磁石団長は怪人達の輪の中にいるライダー達に対して余裕を含んだ声で問いかけた。
「打ち破れるものなら破ってみよ」
磁石団長も同じである。まるでライダーの敗北を確信しているようだ。
「大した余裕だな、二人共」
それを聞いたストロンガーが言った。
「まだ勝負ははじまってはいないというのに」
「勝負とは常にはじまる前から決まっておるのだ」
「そうだ、現に貴様等は既に取り囲まれているではないか」
二人はストロンガーに対し反論した。
「スーパー1」
ストロンガーはそれを聞いてスーパー1に声をかけた。
「わかっていますよ」
彼が何を言いたいのかスーパー1はわかっていた。そう言って頷くだけで充分だった。
「ならば見せてやる、俺の技を」
スーパー1は身構えると腕をゆっくりと動かした。
「ちょこざいな、やれい!」
二人の指示が同時に下った。そして二体の怪人がスーパー1に襲い掛かった。
「
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