麗わしの島の戦い
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来たか!」
城と沖の後ろにその影は現われた。そして二人を取り囲んだ。
「磁石団長か!」
「そうだ、貴様等を倒す為にやって来たぞ!」
彼は自信に満ちた声で二人に言った。
「見たところヨロイ騎士の部隊との戦いで相当に体力を消耗しておるな」
「あの鎖はそれが目的だったのか」
「そうだ、流石にそれは見抜いたか」
ヨロイ騎士は上の方に向かって歩きながら言った。
「あの鎖は貴様等の体力を奪うのが目的だったのだ」
その後ろに怪人達が現われた。
「そして疲れたところに磁石団長の一団が到着して一気に倒す。素晴らしい戦術だろう」
「確かにな」
沖はそれを聞いて無表情で答えた。
「成功したならな」
城は不敵な声で言った。
「フフフフフ、今それが成功したのだ」
磁石団長とヨロイ騎士は並んでその言葉を言った。
「さあ、観念するがいい。貴様等は最早変身する力も残ってはおるまい」
「それはどうかな」
二人は言った。
「俺は電気がその力の源」
「俺は赤心少林拳の修業により気から力を取り入れることが出来るのだ」
二人は彼等と正対して不敵に言った。
「それがどうしたというのだ。スーパー1はともかくストロンガーは変身できまい」
「そうじゃそうじゃ、例え変身したとしてもその体力ではチャージアップできまい」
ヨロイ騎士と磁石団長は勝ち誇った態度を崩さない。
「・・・・・・ならば見せてやろう」
城は不敵な態度を崩さない。
「ライダーの力を合わせた技を」
沖も言った。そして二人は構えをとった。
変身
城は手袋を取ると両腕を肩の高さで右に垂直にした。右腕は伸ばし左腕は肘のところで直角にし右腕と並行にする。そしてそれを上にゆっくりと旋回させる。
身体が黒くなっていく。胸は赤くなりブーツが白になる。
スト・・・・・・ロンガーーーーーッ!
銀の両手を合わせる。するとそこに電撃が走る。
その両手が白い手袋に覆われる。顔の右半分が黒と白の仮面に覆われる。眼は巨大で緑である。そしてそれが左半分も覆っていく。
変・・・・・・
沖は両手を爪の様にした。そしてまず右腕を頭の高さで後ろに引き左腕は腰のところで前に置く。
右腕を前に出す。掌は上を向いている。そしてそれはすぐに引き込む。
身体が黒と銀になっていく。手袋とブーツは銀である。
・・・・・・身!
手首のところで両手を合わせそれを前に出す。そして時計回りに百八十度回転させる。
顔が銀の仮面に覆われる。左半分も。眼が赤く光った。
二人は光に包まれた。そして二人のライダーが現われた。
「フフフ、変身したな」
ヨロイ騎士は彼等を見てまだ笑っていた。
「一体どうするつもりなのかのう」
磁石団長もそれは同じである。やは
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