麗わしの島の戦い
[15/15]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
掴んでいる。だがゼクロスだけは掴めていない」
「こちらもだ。果たして何処にいるのやら」
そうだった。ゼクロスの所在は今誰も知らないのだ。それがバダンにとって最大の捜査対象の一つであった。
「わしも捜しているが。まだ何もわかっておらんのだ」
「こちらもだ」
地獄大使に対し大元帥も答えた。
「早く捜し出さねばな。さもないといきなり本部に襲撃をかけられる怖れがある」
「そうだな。まさかとは思うがあの男なら有り得る」
彼等もゼクロスの力をよく知っていた。九人のライダーが一斉に立ち向かってようやく相手になる程の力の持ち主である。それは当然であった。
「一体何処にいるのか、それさえわかればな」
「うむ・・・・・・」
彼等もまた捜すものがあった。だがその影すらも見つけることができないでいた。
麗わしの島の戦い 完
2004・5・17
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ