麗わしの島の戦い
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「フン、何をするかと思えば」
磁石団長はそれを見て笑った。
「そのようなものでわしの磁石を止められると思うてかあっ!」
だがスーパー1は答えない。すぐに炎を収めた。
「次はこれだっ!」
そして今度は冷気を出した。
それまで炎で激しく熱されていた磁石が今度は冷気に曝される。これによりまず磁石の一つが割れた。
「ムッ!?」
そしてそれは全ての磁石に渡った。粉々に砕け散り床に落ちた。
「熱したあとで急に冷やすとどういうことになるか・・・・・・。わかるな」
「おのれ・・・・・・」
磁石団長は悔しさと怒りで歯噛みした。だがそれを続けている暇はなく磁石の杖を振るってスーパー1に向かった。
「もう飛び道具は止めじゃあっ!」
「望むところだっ!」
そして二人は今度は接近戦を開始した。
ヨロイ騎士は両手に長短二振りの剣を持っていた。それでストロンガーに斬り掛かる。
「ムンッ!」
だがストロンガーはそれをかわした。間合いが離れた。
「間合いなぞわしには関係ないわっ!」
彼はそう叫ぶと頭上で剣を交差させた。
「高圧熱線っ!」
交差された剣から熱線が放たれる。それはストロンガーに襲い掛かる。
「ストロンガーーバリアーーーーーッ!」
ストロンガーは叫んだ。すると彼の身体が青く光った。
そして自身の前に電磁の壁を作った。それで熱線を防いだ。
壁と熱線は相殺された。ストロンガーはそれを確認すると身体の色を元に戻した。
「まだだっ!」
そして今度は胸のSの文字のところに両手を合わせた。
「チャーーーーージアーーーーーーップ!」
叫んだ。そしてSの文字が激しく回転をはじめた。
ストロンガーの角と胸の中央が銀色になった。超電子の力を発動したのだ。
「おのれ、本気を出してきおったな」
「そうだ、勝負はこれからだっ!」
今度は自分から突進した。剣と拳がぶつかり合う。
四人は激しい戦いを続けていた。相変わらずストロンガーはヨロイ騎士と、スーパー1は磁石団長と戦いを続けている。
状況は次第にライダー達の方に傾いてきていた。さしもの二人もチャージアップしたストロンガーと五つの腕を自由自在に操るスーパー1が相手では分が悪かった。
「今だっ!」
「はいっ!」
二人は彼等の一瞬の隙を逃さなかった。そして頷き合うと一斉に跳んだ。
「行くぞっ!」
彼等は同時に空中で一回転した。
「超電・・・・・・」
「スーパーライダァーーーー・・・・・・」
二人は技の名を同時に叫んだ。
「スクリューーーーーキィーーーーーック!」
「閃光キィーーーーーック!」
そして蹴りを放った。二人の蹴りが同時に二体の改造魔人の胸を撃った。
二人は後ろに大きく吹き飛ばされた。ライダー達は着地しながら
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