古都の鬼神
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!」
忽ち二体の怪人が姿を現わした。
「ゾォーーーーリイイィィィーーーーッ」
「コォーーーーウ」
ゲルショッカーのガス怪人サソリトカゲスとガランダーの分身怪人ゲンゴロウ獣人である。二体の怪人は無気味な叫び声と共に竜のところへやって来た。
「来たな」
竜は怪人達の姿を認めて呟いた。
「ライダー、出番だ。すぐに来て下さい!」
「了解!」
竜が呼ぶと共にライダーはその場に姿を現わした。下から跳んで来たのだ。
「行くぞっ、怪人達!」
銀の仮面と拳が月夜の下に映える。ライダーは身構えると二体の怪人に向かって行った。
まずはゲンゴロウ獣人が来た。怪人はその槍の様な両腕でスーパー1を突き刺そうとする。
「甘いっ!」
だがスーパー1にそれは通用しなかった。彼はそれを手の甲で払い胸に蹴りを入れた。
怪人は後ろに身体をのけぞらせた。その隙にライダーは腕を替えた。
「チェーーーンジ、冷熱ハァーーーーンドッ!」
そして左手から冷気を発した。昆虫型怪人である彼にとってこれは効果があった。
ゲンゴロウ獣人は忽ちのうちに凍りついた。そしてそのまま砕け散り爆発した。
今度はサソリトカゲスが来た。怪人は左手の鋏でライダーの首を断ち切らんとする。
しかしライダーはそれをかわす。そしてその左脇に回し蹴りを入れた。
「まだだっ!」
そして更に背中へ回り込んだ。右腕をその背に叩きつける。
「喰らえっ!」
そこから炎を発する。それで怪人の背を焼いた。
これが決め手であった。怪人は炎に焼かれそのまま爆発して消えた。こうしてスーパー1は二体の怪人を倒した。
「フフフフフ、やはりメガール将軍が警戒するだけのことはある」
ここで何者かの声がした。
「誰だっ!」
戦いを終えていたスーパー1と竜はその声に対し身構えた。そこには黄金色の鎧に全身を包んだ男が立っていた。
「スーパー1よ、久し振りだな。アメリカ以来か」
「貴様、魔神提督か!」
スーパー1は彼の姿を見て叫んだ。
「一体何故ここに」
「それを言う必要はない」
彼はそう言うと剣を抜いた。そしてスーパー1に斬りかかってきた。
「ムッ」
スーパー1はそれをかわした。そこに二撃目が来る。
しかし彼はそれもかわした。そして反撃した。
蹴りを出す。それは魔神提督の腹を打った。
「グッ」
提督は一瞬怯んだ。だがそれは一瞬だった。すぐに攻撃に移る。
スーパー1は剣をかわす。そして腕を変えようとする。
「チャーーーンジ、エレキハァーーーンドッ!」
青い腕に変わった。それを見て魔神提督は間合いを離した。
「出でよ!」
彼は叫んだ。すると一体の怪人が姿を現わした。
「エーーーーーィッ!」
それはブラックサタンの電気怪人奇械人電気
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