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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
古都の鬼神
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魔神提督達を見ていた。
「沖一也、生きておったか」
「何度でも言おう、貴様等がいる限りライダーは不滅だっ!」
 そして彼はマシンの上から変身の構えを取った。

 変・・・・・・
 右腕を上から後ろに持っていく。その平は半ば開き指は獣のように立てている。左腕は腰の下で前にある。手の平は右手と同じ形である。
 右腕を前に出す。左手をされに添える。
 身体が黒いバトルボディに覆われる。胸や手袋、ブーツは銀である。
 ・・・・・・身
 両手を手首のところで付けゆっくりと前に出す。そしてそれを時計回りに百八十度回転させる。
 すると顔の右半分が銀の仮面に覆われる。左半分も。その目は真紅である。
 
 光がマシンを包んだ。そして宇宙を駆るライダーがそこに現われた。
「トォッ!」 
 スーパー1は跳んだ。そして魔神提督の船に跳び乗ってきた。
「クッ、しぶとい奴だ!」
 魔神提督は戦闘員達を差し向ける。怪人もその中にいる。
「アウォーーーーーッ!」 
 デストロンの射撃怪人ウォーターガントドである。怪人はスーパー1に向けて左腕の水中銃を放ってきた。
「フンッ!」
 スーパー1はそれを身を捻ってかわした。そして戦闘員達を蹴散らし川の中に落としながら腕を替えた。
「チェーーーンジ、レーーダーーハァーーーーーンドッ!」
 金色の腕に変わった。スーパー1はその腕を怪人に向けた。
「喰らえっ!」
 そしてその腕からミサイルを放った。
 スーパー1のレーダーハンドに装着されているミサイルは武器にもなるかってこれにより怪人を倒したことがある。今またそれをおこなったのだ。
 ミサイルは怪人の顔を直撃した。急所であった。
「グウオオオッ!」
 ウォーターガントドは叫び声をあげ川の中に落ちた。そしてそのまま水中で爆発した。
「やりおったな」
 魔神提督はその爆発に顔を向けたがスーパー1に顔を戻して言った。
「魔神提督、ここで決着を着けてやる!」
 戦闘員達を全て倒したスーパー1は腕を銀のスーパーハンドに戻して言った。
「フン、墓場が基地から川に変わっただけだ」
 魔神提督はそう言うと腰から剣を引き抜いた。
「今度こそその首落としてくれるっ!」
 剣を構え間合いを詰める。スーパー1も巧みな足裁きをしつつジリジリと間合いを詰める。
 スーパー1が拳を繰り出した。魔神提督はそれをかわした。
「ムンッ!」
 気合と共に剣を横に一閃させる。スーパー1はそれを上に跳びかわした。
「トォッ!」
 魔神提督の上を跳び宙返りする。そして船の縁に着地した。見事な身のこなしである。
「今のをかわすとはな」
「知っている筈だ、ライダーに一度見せた技は通用しないと」
「言うのう、ではこれはどうじゃっ!」
 剣を収め右手首を外す。
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