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とある星の力を使いし者
第7話
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る事になる。

「確か麻生と言ったか。
 君に興味が出てきたから近い内に話が出来ればと思っている。」

木山は麻生にそう告げ去って行った。
佐天も何かに焦っていたのかすぐに美琴達と離れていき麻生も別れの挨拶もせずに美琴達から離れていき美琴は離れようとする麻生を追いかける。

「ちょっと待ちなさい!!
 この間のリベンジよ!!!」

美琴がそう宣戦布告すると麻生はため息を大きく吐いて、美琴の方に振り向く。

「前にも言ったと思うがお前じゃあ俺には勝てないよ。」

「そんなのやってみないと分からないでしょ!!!」

「いや勝てないよ。
 お前が人間である限りな。」

始め聞いたとき美琴は何を言っているか理解できなかった。

「人間である限り?
 一体どういう事!!!」

麻生は美琴の質問にめんどくさそうに答える。

「簡単な事だ。
 俺を殺す事が出来るのは人外・・・・所謂、神様や天使、悪魔と言った神話に出てきそうな奴じゃない限り俺を殺す事なんてできないよ。」

ますます美琴は麻生の言っている事が理解できなかった。
麻生は美琴の質問に答え終わると振り向き、どこかへ行こうとするのを美琴は引き止めようと声をかけようとした時だった。
麻生がちらっと美琴を見ただけなのに、一瞬美琴を見た目はとても冷たく拒絶の表しているかのような目だった。
美琴はその目を見ると足が止まりなぜか麻生を追う事が出来ず、麻生も視線を前に向けどこかへ歩き出して行った。

(あいつ・・・あんな寂しくて冷たい目してたんだ。)

美琴はなぜか麻生を追う事が出来ず自分も寮に戻るのだった。




上条は小萌の補習がようやく終わりまっすぐ部屋に帰っていて、エレバーターに乗り込み七階で降りるとその直線の通路の向こう、自分の部屋の前で清掃ロボットが三台もたむろしている。
この学生寮には五台の清掃ロボットが配備されておりその内の三台が上条の部屋の前で、身体を小刻みに前後させている所を見るとよっぽどひどい汚れを掃除している様に見える。
しかし上条にはこれを見てとても不幸な予感を感じた。
この清掃ロボットは床に張り付いたガムを素通りで剥がすほどの破壊力を持つドラム缶ロボなのだが、それが三台もいて苦戦するなど珍しい光景なのだ。
上条はその清掃ロボットが何を掃除しているか確認しに行くと、そこには不思議少女インデックスが空腹でぶっ倒れていた。
それを見た上条は不幸だ、と呟きながらインデックスに呼びかける。

「おい!こんな所でナニやってんだよ?」

そしてまた一歩近づくとようやく重大な事に気づく。
インデックスは血だまりの中に沈んでいる事に。

「あ・・・・?」

最初に感じたのは驚きではなく戸惑い。
インデック
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