樹林の獣人
[6/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の為興味を持つ学者も実に多いのである。
「そうなんだ。俺らはあんなおっかない魚捕まえるなんてまっぴら御免だな」
もう漁師達の姿は見えなくなっている。彼はその後ろを見ながら言った。
「まあモグラはそう言うと思った。けれどデンキウナギは見ていて面白い」
アマゾンはモグラに対し微笑んでそう言った。
「電気出す魚なんてあまりいない。アマゾンあの魚の味は好きじゃないけどあの魚は好き」
「そんなもんかね」
「そうだ、電気を出す魚というのは素晴らしいものだ」
その時不意に何処からか声がした。
「ムッ!?」
アマゾンとモグラ獣人はその声を聞き不意に身構えた。
「死ね、アマゾンライダー!」
川の中から鞭のようなものが飛び出してきた。そしてアマゾンの足を掴んだ。
「ガッ!」
アマゾンは川の中に引き摺り込まれていった。
「アマゾン!」
モグラ獣人は怪人態に変身し川の中に飛び込もうとする。だが船の上に無数の影が現われた。
「貴様の相手は俺達だ!」
見ればバダンの戦闘員達である。彼等は銛を手にモグラ獣人に襲い掛かった
アマゾンは川の中に引き摺り込まれながらも変身していた。そして襲撃に備えていたのだ。
「喰らえっ!」
アマゾンの足に絡み付いていたその鞭のようなものに緑の光が宿った。
「ウワッ!」
その辺りを凄まじい電圧が襲った。アマゾンはそれを受け思わずのけぞった。
「アレアレアレアレアレアレアレアレッ!」
怪人の叫び声が聞こえてくる。ショッカーの放電怪人ナマズギラーであった。
「どうだ俺の電撃は、かなり効いただろう」
怪人はアマゾンに対して言った。
「この電流を受けてまともにいられる奴は存在しない。さあ死ぬがいい!」
そして再び電撃を放とうとする。だがアマゾンはそれより前に動いた。
「そうはさせないっ!」
アマゾンは動いた。水中とは思えない程の速さである。
そしてその右腕を振り下ろした。ナマズギラーは一撃で両断されてしまった。
真っ二つになった怪人はそのまま下に落ちていく。そして川の底で爆発した。
怪人はまだいた。今度はゲドンの洗脳怪人ヘビ獣人である。
「ヒュルルルルルーーーーーーッ!」
ヘビ獣人は奇声を発し襲い掛かって来る。そしてその長い尻尾をアマゾンに振るってきた。
「ムッ!」
アマゾンは上にそれをかわした。そして前へ向けて泳ぐ。
そこに獣人の牙が来た。アマゾンを一飲みにせんとする。
「クッ!」
アマゾンは怪人の顎を両手で掴んだ。そしてその動きを止めた。
怪人はそれでも顎を下ろさんとする。そしてアマゾンを飲み込まんとする。
しかしアマゾンの力が勝った。怪人の顎は次第に広げられていく。
そのまま顎を引き裂かんとする。だが怪人はそれを顎を外してかわ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ