樹林の獣人
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こが一番いいよなあ」
その隣には人間態のモグラ獣人がいる。ここで合流したのだ。
「うん、ここアマゾンとモグラの故郷。やっぱりアマゾンもここが一番好き」
アマゾンは笑顔で答えた。彼は本来日本生まれだがここで育ったので故郷と考えているのだ。
「ところで何でここに残ったんだい!?俺らまで呼んで」
「それはすぐにわかる」
アマゾンは顔を引き締めて言った。
「ここに新しい悪い奴が来ているから」
その頃隊長ブランクは自身の基地の中にいた。
「今度こそ仕留める」
彼は自分のライフルを手入れしながら言った。
「気合がはは入っているようだな」
そこに百目タイタンがやって来た。
「貴様か」
彼はタイタンの姿を認めて言った。
「うむ。作戦の進行状況はどうかと思ってな。このアマゾン川流域制圧作戦だが」
「順調にはかどっている」
隊長は答えた。
「それならばいいがな」
タイタンはそれを聞いて満足したように言った。
「だが一つ障害がある」
「アマゾンライダーだな」
タイタンはそれを聞いて言った。
「そうだ。どうやら俺がここに来たのも知っている」
「だろうな。奴の勘はずば抜けている」
タイタンは顎に手を当てて言った。
「しかし攻めるのは俺だ。この密林を使ってな」
「そうだな」
だがこのアマゾンは彼にとっては遊び場である。タイタンはそれを隊長に言おうとしがた止めた。
「では健闘を期待する」
「うむ、今度こそあの男を倒す」
タイタンはそれを聞くとその場を後にした。
隊長ブランクは指令室に行きモニターを見上げた。
「アマゾンライダーを映せ」
「ハッ」
戦闘員は彼の命令に対し敬礼してモニターのスイッチを入れた。そこには川を船で進むアマゾンとモグラ獣人が映し出されていた。
「行くぞ」
彼はその姿を見ると部下達に対して言った。そして指令室を出て行った。
「イィッ」
戦闘員達もそれに従った。そして彼等は密林に出た。
アマゾンはモグラ獣人と共にアマゾン川を進んでいた。
「なあアマゾン」
モグラはアマゾンに対して話しかけた。
「どうした、モグラ」
「アマゾンは巨大なアナコンダに会ったことはあるかい?」
アマゾンにはアナコンダという大蛇がいる。半水棲の巨大なボア科の蛇であり性質は比較的大人しい。しかし問題はその巨大さであり大きいものでは十メートルを越えるものまでいる。中には二十メートルを越えるものまでいるという。アマゾンを象徴する生物の一つであり巨大なアナコンダの存在はよく話題になる。
「アナコンダ?」
アマゾンはその言葉に対し顔を上げた。
「ああ。俺らは土の中いいることが多いからよくは知らないんだけれど本当にいるのかなあ」
「いるぞ」
アマゾンは微笑みな
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