暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
失われた地の翼人
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る。
 だがスカイライダーの動きはそれよりも速かった。彼は怪人の懐に飛び込んだ。
「スカイパァーーーーンチッ!」
 そして怪人のカメラを撃った。忽ちカメラが破壊される。
 それで決まりであった。怪人は後ろに倒れ爆死した。
「ルパルパルパッ!」
 カブトムシルパンが頭のシルクハットを飛ばしてきた。スカイライダーはそれをかがんでかわす。
 しかし今度は後ろから飛んできた。怪人はそれに動きを合わせサーベルで突かんとする。
「トォッ!」
 スカイライダーはそれに対し跳んだ。そしてサーベルの上に着地した。
 シルクハットはサーベルに突き刺さった。ライダーは攻撃を封じられた怪人の脳天にチョップを振り下ろした。
「スカイチョーーーーーップ!」
 手刀が怪人の脳天を直撃する。急所を撃たれた怪人はそのまま倒れ爆発した。
 スカイライダーはそれをさけて上に飛んだ。そこに残る二体の怪人が襲い掛かる。
「キィーーーーーーッ!」
 まずはコウモリジンが来た。怪人は一直線にライダーに向かってくる。
 口から緑色の毒液を放ってきた。それはライダーの腰を狙っていた。
「ムッ」
 ライダーはそれを横に動きかわした。そして迫り来る怪人と取っ組み合いを開始した。
 怪人は口の牙でライダーの喉笛を裂かんとする。しかしスカイライダーはそれを両手で防いでいた。
「ムムム・・・・・・」
 両者は互いに引かない。やがて怪人は埒が明かないと見たか間合いを離そうとした。しかしそれを見逃すライダーではなかった。
「させんっ!」
 スカイライダーは飛んだ。そしてまず体当たりを仕掛けた。
「キキィッ!」
 怪人は叫び声と共に吹き飛ばされる。ライダーはそこに追い撃ちを仕掛けた。
「スカイドリルッ!」
 身体をきりもみ回転させる。そして脚からコウモリジンの腹を撃った。
 決まりだった。怪人は爆発の中に消えていった。
「残るは一人か」
 爆発から身を離したスカイライダーはエイキングを見た。
「ウハウゥーーーーーーッ」
 怪人は叫び声をあげるとこちらに向けて飛んできた。
 左手の鞭を振るう。それはライダーの身体をかすめた。
「おっと」
 ライダーはそれをかわした。やはり腰を狙ってきている。
「どういうことだ・・・・・・!?」
 先のコウモリジンもそうだった。怪人達は何故かライダーの腰を狙っている。
「だがそんなことはどうでもいい」
 ライダーはとりあえず目の前にいる怪人を倒すことを優先させた。蹴りを鉈の様に振り下ろす。
 怪人はそれを横にかわした。そして再びスカイライダーの腰を狙った。
「甘いっ」
 だがそれもかわした。そして怪人に拳を加える。怪人は怯んだ。
 そこに連続して拳を加えていく。
「スカイ連続パァーーーーーンチッ!」
 そ
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