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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
草原の赤き花
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。そして地面に叩きつけられ爆死した。
「やりおったな」
 アポロガイストはその爆発を見て言った。主を失くした牙のマシンも戦闘員達のマシンも倒れ爆発して草原の塵となっていく。
「これだけではないぞっ!」
 ]ライダーは叫んだ。そしてクルーザーDを大きく跳躍させた。
「ムッ!」
 それはアポロガイストの頭上を越えた。そしてプロメテスに一直線に向かう。
「ルルーーーーーッ!」
 怪人はそれを避けようとする。だが間に合わない。彼はマシンの直撃を受けて吹き飛ばされた。遠くで爆発が起こった。
「これで援護射撃もなくなったぞ、アポロガイスト!」
「そんなものは必要ないっ!」
 彼は下で]ライダーを見上げて叫んだ。
「俺にはこれがあるっ!」
 そう言って右手を向けてきた。
「アポロマグナムッ!」
 その右腕から三連で銃弾が放たれる。そして]ライダーの周りで爆発した。
「ウォッ!」
 ライダーはそれを何とかかわした。しかしアポロガイストの攻撃は続く。
「ガイストカッターーーーッ!」
 今度は楯を投げてきた。それは唸り声をあげ激しく回転しながら]ライダーに迫る。
「させんっ!」
 それに対してライドルを構える。そして換装した。
「ロングポーーーールッ!」
 ライドルを思いきり長く伸ばした。そしてそれでガイストカッターを叩き落とした。
「今度はこちらから行くぞっ!」
 丘陵を降りてきた。走りながらライドルをホイップに換える。
「望むところだっ!」 
 アポロガイストもそれを見てマシンを走らせた。右腕のサーベルを構える。
「死ねっ、]ライダーーーッ!」
 ライドルとサーベルが打ち合った。鋭い衝撃音と銀の火花が散る。
 両者が交差した。そして機首を転じ再び向かい合う。そして激突する。
 また火花が散った。そして斬り合う。何時しかその打ち合いは百合を超えた。
 だが両者は疲れを見せない。草原の上で睨み合い斬り合っている。
「噂通りだな。さらに強くなっている」
「貴様こそな」
 二人は白銀の光が舞い散る中言った。
「面白い、それではドクターケイトに倒されることもないな」
 アポロガイストは間合いを離して言った。
「どういうことだ!?」
 ]ライダーは不意に間合いを離した彼に対して問うた。
「俺はここで退く。後はケイトと戦え、ということだ」
「どういうことだ、俺をここで倒すつもりではなかったのか!?」
「気が変わった。貴様と決着をつけるにはよりよい場所があるしな」
「よりよい場所!?」
「そうだ。貴様はいずれそこに来ることになる」
 アポロガイストは不敵に笑ってそう言った。
「その時までその命は預けておこう。それまで精々腕を磨いておくがいい」
 彼はそう言うと去って行った。こうしてアポロガイストと
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