第十五話 スサノオと決戦とハイパーカブトその十
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「スサノオが仕掛けてきてそれに対して、ですから」
「そうよね。何か性に合わないわ」
瑞希は湯豆腐を食べながら話す。
「こっちから仕掛けてやっつけていかないとね」
「少なくとも今それはできないんだよ」
影山も同じく湯豆腐を食べながら話す。
「俺達はあいつの居場所まで辿り着けないしな」
「それはまだなんですね」
「あいつは全く違う次元の何もない牢獄にいるんだよ」
かつてのツクヨミ、アマテラスとの戦いの結果だ。そこで虜囚になっているのだ。そうしてその中から様々な手段で人間達に仕掛けてきているのだ。
そのことをだ。影山は話す。
「そこに辿り着くのなんてそう簡単じゃなくてな」
「その牢獄は何処に」
ムッツリーニはその場所を尋ねた。
「異なる次元というけれど」
「詳しい場所も全くわからない」
矢車は麻婆豆腐を食べている。尚それは彼が作ったものだ。
「無論行き方もだ。しかしだ」
「しかし・・・・・・」
「必ず辿り着く」
それは絶対だとだ。矢車は彼が作ったその麻婆豆腐を食べているムッツリーニに述べた。無論彼もその麻婆豆腐を食べ続けている。
「何時かはな」
「では僕達もです」
「こうなったら乗りかかった船ですから」
利光は真面目に、愛子は右目をウィンクさせて言う。
「そして是非共探偵、いえ。怪盗と戦いたいです」
「そうさせて下さいね」
「だからどうしてそこでそっちに話がいくのよ」
優子はその二人に呆れた顔で突っ込みを入れる。尚利光は明久の隣にいて愛子もさりげなくムッツリーニの隣の席に位置している。
その彼等にだ。優子はこう言うのだった。
「私はどっちかっていうと竜の世界があればいいかなって」
「思うんだよな、やっぱり」
「ええ、やっぱりです」
その通りだとだ。彼女は加賀美に答える。
「私はそっちです」
「じゃあ今度はそうした世界かもな」
「竜の世界ですか」
「本当に色々な世界を行き来することになるからな」
加賀美は自分もそうなったからこそしみじみとなっていた。
「いや、次はどの世界か俺も興味がある」
「どの世界にどのライダーが行くか」
幸村は鯖の味噌煮を箸に取りながら話す。
「実に興味深い。若しやわらわに似た者もおるやも知れん」
「君はそういう人多いんじゃないのか?」
織田は幸村のその声を聞きながら述べた。
「そんな気がするが」
「わらわ自身もそう思う。果たしてどんな者が出て来るか」
「楽しみですよね」
「いや、御主もそうじゃろ」
幸村は自分に応えてきた明久にも述べた。
「御主と似た者が絶対に別の世界にもおるぞ」
「じゃあその人とですか」
「会うことも考えておれ」
「はい、僕もそう思います」
ひょっこりとだ。茶々丸が出て来た。
「僕とし
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ