長城の髑髏
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う」
「有り難うございます・・・・・・」
彼等はその地図を見ながら風見達に感謝の言葉を述べた。
「いえいえ、それもこれも連中の野望を挫く為ですから」
「連中!?」
彼等はその言葉に問うた。
「いえ、こちらのことです。お気になさらずに」
「そうですか」
彼等は何かあると思ったがそれ以上は聞かなかった。一度は政府上層部から直々に声がかかったような者達である。彼等が相手にするような連中などどのような危険なものかわかったものではないからだ。これは彼等の生存本能が聞いてはいけない、と教えていたのだ。
そして彼等は爆弾の捜索及び処理を開始した。そして的確に一つずつ爆弾を取り除いていった。
「これで問題ありませんね」
風見は山海関のところでその処理を見守りながら滝に対して言った。ここはかって長城の防衛の要であった。清朝もここを抜くことが中々出来ず苦労した。
「ああ。爆弾はな」
滝もれを見ながら言った。
「だがここではまだやることは残っているぞ」
「はい。じゃあ行きますか」
「おお」
二人は頷き合いマシンに乗った。
そしてそのまま走って行く。やがて誰もいないところまで来た。そこにあるのは果てしない荒野と何処までも連なる長城だけであった。
二人の周りを爆発が起こる。風見はそれをマシンをダッシュさせることでかわした。滝もそれに倣った。
「来たな!」
風見はマシンのハンドルから手を離した。そして両手をゆっくりと旋回させ始めた。
変身
右腕を肩の高さで真横に置く。左腕は肘を直角にしそれに水平にする。両手の平は手刀となっている。
そしてそれを右から左にゆっくりと旋回させる。身体が緑のバトルボディに覆われ胸が白と赤になる。手袋は白、ブーツは赤である。
ブイ・・・・・・スリャアアアーーーーーーーーーッ!
両手を左斜め上に持っていったところで右腕を脇に入れる。そしてそれをすぐに戻すと同時に左腕を脇に入れる。
顔の右半分が赤い仮面に覆われる。その眼は緑となる。そしてそれはすぎに左半分も覆った。
腰にあるバブルタイフーンが激しく回転する。そして全身が光に包まれそのマシンがニューハリケーンになる。
「ギエーーーーーーッ!」
そこに奇声と共に怪人が姿を現わした。ゴッド悪人軍団の一人コウモリフランケンである。
「どうやらさっきの砲撃はこいつの仕業だな」
X3はその怪人の姿を認めて言った。
怪人は空に飛んだ。X3もニューハリケーンを飛ばした。
「行くぞっ!」
怪人はそのまま突っ込んで来る。砲撃も仕掛けて来るが当たらない。
「にゅーハリケーーーーンアターーーーーーック!」
そしてそのまま体当たりを敢行する。ニューハリケーンのボディが怪人の胸を直撃した。
「ギエエエエーーーーー
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