白夜の魔神
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く使わせてもらう」
彼はメガール将軍に対して礼を述べた。
「礼には及ばん。だが必ず勝つのだ。私が言いたいことはそれだけだ」
彼はその低い声で言った。
「わかった。今度会う時には二号の首を見せようぞ」
「うむ、期待しているぞ」
メガール将軍はそう言うとその場を後にした。鋼鉄参謀も怪人達を引き連れ部屋を後にした。
明後日一文字と役はとある湖のほとりにやって来た。
「鋼鉄参謀、いるか」
一文字は叫んだ。
「おう」
すると鋼鉄参謀が姿を現わした。
「果たし状のあった通りここに来たぞ」
一文字は彼を見据えて言った。
「うむ、よくぞ我が申し出に応じてくれた。感謝するぞ」
彼はそう言うと右手を上げた。すると怪人と戦闘員達が姿を現わした。
怪人は三体いた。ゲルショッカーのヘドロ怪人ウツボガメスとデストロンの軟体怪人ハンマークラゲ、そしてネオショッカーの胞子怪人キノコジンである。
「メガール将軍、有り難く使わせてもらうぞ」
彼は怪人達の方を見てそう呟いた。
「一文字隼人、いや仮面ライダー二号よ」
彼は一文字に向き直り言った。
「今日こそ貴様を倒す、この誇り高き鋼の身体にかけてな」
「面白い、その言葉喜んで受けよう」
彼は一歩前に出て言った。
「俺も敗れるわけにはいかない。この世に悪がある限りな」
そう言うと変身の構えをとりだした。
変・・・・・・
右手を肩の高さで横に伸ばす。そして左手は肘を直角に曲げ右手に水平にする。
そしてそれを右から左に大きく旋回させる。
身体が黒いバトルボディに覆われる。胸は緑になり手袋とブーツは赤くなる。
・・・・・・身
両手を左に持って来た。左手は肩の高さで肘を直角に上げる。右手の肘も直角にし胸と水平にする。その両拳は固く握り締めている。
顔の右半分がダークグリーンの仮面に覆われる。そして左も。全身を光が覆った。
「トォッ!」
そして天高く跳んだ。鋼鉄参謀達の前に着地した。
「行くぞ、鋼鉄参謀!」
二号はそう言うと突進する。
「おお、望むところだ!」
鋼鉄参謀もだ。そして湖のほとりでの戦いがはじまった。
戦闘員達に対しては役が向かった。二号は怪人達と対峙する。
「さあ、来い!」
彼は怪人達に対して言った。
「ファァァァァァーーーーーーッ!」
ウツボガメスが叫んだ。その左手の爪を振るってくる。
二号はそれをかわした。そして間合いをとる。
しかし怪人はそれを見てニヤリ、と笑った。何とそのウツボの首を身体から分離させたのだ。
「何っ!?」
首が飛んで来た。そして二号の喉笛に襲い掛かる。
「させんっ!」
だが二号はそれを拳で弾き返した。怪人の首はその胴に戻って行く。
今度は身体を丸めてき
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