白夜の魔神
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「怪人は僕がやります。貴方は鋼鉄参謀を!」
「わかった!」
役はその場に駆け込むとライダーに襲い掛からんとしている戦闘員達に対して拳を振るった。ライダーはその間に鋼鉄参謀のところに行く。
「来たな、仮面ライダー二号よ」
彼はライダーが目の前に来たのを認めて言った。
「ああ、インド以来だな」
ライダーも彼の前に来て言った。
「あの時の借り、一日たりとも忘れたことはない」
彼は右手に巨大な鉄球を掲げながら言った。
「そうか。こちらも貴様のことを忘れたことはない」
二号は身構えて言葉を返した。
「ならば話は早い。あの時の借り今ここで返してやろう」
そう言うと鉄球を投げ付けた。
「フンッ!」
ライダーは上に跳びその鉄球をかわす。そして懐に飛び込んだ。
「なんのっ!」
鋼鉄参謀は鉄球から手を離した。そしてその鋼の拳で殴りかかって来る。
「クッ!」
二号はその拳を手の甲で振り払う。そして逆に掌底を浴びせようとする。
「フフフ、またそれで来るつもりか」
鋼鉄参謀はそれを見て笑った。侮蔑した笑みであった。
掌底が直撃した。次々と胸を撃つ。だが彼は一向に苦にしない。
「甘いな」
彼は余裕の笑みで笑った。
「そうか、衝撃に対しても耐えられるようになったな」
二号はそれを見て言った。
「そうだ。再改造を受けたのは何も貴様等だけではない」
彼は高笑いをしつつそう言った。
「あの時の敗戦から俺も学んだのだ、全ては貴様を倒す為にな」
「そうか」
二号はその拳をかわしながら言った。
「あの時は貴様に遅れをとった。だが今度はそうはいかん」
そう言うと鉄球を引き戻した。
「死ねいっ!」
そしてその鉄球を再び二号に対し投げ付ける。
「トゥッ!」
二号は上に跳んでかわす。そして上から鋼鉄参謀に襲い掛かる。
「ムンッ!」
鋼鉄参謀は二号の膝蹴りを受け止めた。そして空中に投げ返す。
「止めだあっ!」
そしてそこに再度鉄球を投げ付ける。それは唸り声をあげ二号に襲い掛かる。
「させんっ!」
二号はそれを蹴った。鉄球はその衝撃で主に対し襲い掛かる。
鋼鉄参謀はそれを右手で受け止めた。そしてその衝撃を見事受けきった。
「俺を誰だと思っている。この程度の衝撃など何ともないわ」
彼は受け止めた鉄球を下に下ろして言った。
「だが二号ライダーよ、今日のところはこれで終わりにしてやる」
彼は二号に対して言った。
「何っ、どういうことだ」
二号は鋼鉄参謀に対して問うた。
「そうか、どうやら戦いに気を取られ周りに気付かなかったようだな」
「周り!?」
彼は辺りを見回した。
「ム・・・・・・」
見れば周りは雪に覆われている。激しい吹雪が彼等の間に舞う。
「こ
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